川魚の「鮎」が名物の岐阜県には、鮎をモチーフにしたさまざまなお菓子があります。
その発祥とされる「登り鮎」を製造する玉井屋本舗が手がける、もうひとつのユニークな鮎のお菓子……その名も「下剋上鮎」をご存じでしょうか?
食われてばかりじゃいられない!「下剋上鮎」(小・1620円)
岐阜県で伝統的に行われてきた漁法のひとつ、「鵜飼」。
鵜に長年のみ込まれつづけてきた鮎が一念発起し、「下剋上」を図った焼き菓子……それが「下剋上鮎」です。
明治創業の老舗・玉井屋本舗がこの商品を開発したきっかけは、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放送なのだとか。
このドラマの主役は、岐阜で生まれ育った明智光秀。
岐阜に注目が集まるタイミングで新商品を作れないか、という思いから生まれたのだそう。
モノトーンを基調とした高級感のある外箱。
箱の中には、「下剋上鮎」が生まれるまでのストーリーをしたためたリーフレットが入っています。
繊細な作りの商品のため、一つ一つていねいに緩衝材に包まれています。
小さな体で、足もとから鵜をのみ込んでゆく鮎……。
ですがその顔つきは愛らしく、のみ込まれている鵜のほうも「あれれ?」といった雰囲気のとぼけた表情を浮かべているのが、なんともいえずチャーミング。
鮎は和三盆糖味、鵜は緑色が抹茶味で、茶色が黒糖味。
ほお張るとパリッとした歯ごたえで、やさしく上品な甘さと素材の風味がしっかりと感じられます。
ユーモラスな見た目だけではなく、味にももちろん職人の技が健在です。
スポーツや受験、商談など、さまざまな「負けられない」局面を迎えた大切な人に贈りたくなる一品ですね。
下剋上鮎・小
黒糖&抹茶 各2枚入り【日もち:60日間】/岐阜/おすすめシーン・手土産・贈答用
※取り寄せ可
SHOP DATA
御菓子司 玉井屋本舗
岐阜県岐阜市湊町42
TEL:0120-601-276