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殺し屋の先輩に告白された!恋の近距離射撃に動揺を隠せないスナイパー女子のドキドキライフ

  • 2024.10.21

思い人のハートを打ち抜くのは、銃弾なのか恋の告白なのか。『スナイパー女子とゼロ距離先輩』(チャロス/KADOKAWA)は、すれ違わないようですれ違うじれったいストーリーと、主人公が共に殺し屋という非日常感溢れるシチュエーションが話題の作品だ。

スナイパーのエマは、先輩スナイパー・ゼロから恋の近距離射撃…早い話がド直球の告白を受けてしまう。しかも、よりにもよって任務遂行中というから大変だ!

「最初はただの生意気な後輩だと思ってたんだけど 任務をこなしていくうちにどんどん好きになっていって…」

ゼロの熱烈な告白に動揺したエマは、ターゲットを逃してしまうのだった…。

すれ違いはラブコメディの王道パターン。よかれと思って愚直に行動するゼロ先輩の勢いにハラハラし、先輩に惹かれていくエマの様子にドキドキする。しかし、今日もふたりはすれ違う…! 漫才のボケとツッコミのごときズレっぷりが、毎回読者を笑わせにかかってくるのだ。

舞台設定、キャラクターの性格、駆け引き…さまざまな要素を絶妙なおもしろさに昇華している本作は、恋愛にまつわるやきもきを楽しみたい人にぜひとも読んでいただきたい。

恋といえば、そのきっかけはさまざまある。例えば、吊り橋効果という言葉を聞いたことはあるだろうか。異常なシチュエーションや緊張する現場での心臓の激しい鼓動を、脳が「これは、もしかして…恋!?」と勘違いしてしまうという、アレだ。非日常感を共有することで心はぐっと近づき、そのドキドキが思い人と結ばれるきっかけとなるかもしれない。

あなたにもし告白したい相手がいるのなら、暗殺組織に就職してゼロ先輩のように告白…は難しいので、吊り橋デートに誘ってみるのはどうだろうか。心の高鳴りは、恋愛成就へのドラムロールなのだ!

文=ネゴト / ニャム

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