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キムラ緑子「この人がここにいるだけでいいってこと」挑戦への称賛に和田明日香感激…<和田明日香とゆる宅飲み>

  • 2024.10.21
キムラ緑子の激励に感激の和田「この人がここにいるだけでいいってこと」 (C)BSテレ東
キムラ緑子の激励に感激の和田「この人がここにいるだけでいいってこと」 (C)BSテレ東

【写真】輝くビールに満面の笑みを浮かべる和田明日香×キムラ緑子

料理家・食育インストラクターの和田明日香がゲストを招き、リラックスして“宅飲み”するようすを映すBSテレ東の人気番組「和田明日香とゆる宅飲み」(毎週火曜よる10:00~)。10月15日の放送では、ゲストに女優として活躍するキムラ緑子が登場した。

長い間愛され、活躍を続けるキムラと和田とのゆる宅飲み、スタート

10月15日(火)放送のゲストは、「ちりとてちん」「嫌われ松子の一生」などでも知られる女優・キムラ緑子だ。90年代から映画や舞台で活躍し、変幻自在の「カメレオン」女優として知られるキムラ。多く著名な作品に出演しており、その実力と知名度は国民的といって差し支えない。そんな彼女は番組への出演に際し、神戸からクラフトビールを、長崎からターフルソースをお土産として持ってきてくれた。

すると和田は、お土産の品を使った料理を考案。ターフルソースをふんだんに使用して、トマトやアボガドなどを使った"チョップドサラダ”を作り上げた。さすがの機転というべきか、お土産から逆算してメニューを考える手腕はさすがのひと言。

神戸からのクラフトビールを添えて飲み始めただが、料理を口にしたキムラは「私もこれやろ!」と感動しきり。さらに和田がアレンジレシピのアイデアを伝授しつつ、ゆるい雰囲気の宅飲みを楽しむ。

話題は「料理本を買って読んでも自分のものにするのが難しい」という話に。1度作ったあとはなかなか本を開かないし、料理本の扱いは難しいというテーマだ。これには和田も料理本を出している側からの言葉として、「その人のものにしてもらうのがゴールだから」と料理本の目指すところを語る。身になれば本は不要になるため、いずれ料理本は捨てて欲しいものだと語っていた。

芝居のなかに"自分”はいるのか?

自分を表現できるものが料理だったとして、「自分っていうものを確かめながら、『こういうことを考えています』って発信できているのはラッキーだなと思います」と語る和田。そこから派生して、話題はキムラの芝居論へ。

和田から飛び出した疑問は、芝居をするとき、何かを演じているときに「そこに自分はあるんですか?」という質問だった。本物の役者にしかわからない見えない境地に対して、視聴者と同じ視点で疑問が湧いたのだろう。

質問に対してキムラは、「芯みたいなのは自分の心にある。種みたいな…。その種を、全然知らない人に伸ばす」と感覚を言語化して説明する。誰かにはなろうとするものの結局は"自分”があり、そこから発展させる…という抽象的な言い方になってしまったことに焦ったのか、「誰か何か言って!お願い!」と笑ってお茶を濁すキムラに、和田も笑って理解を示していた。

その他にも、和田から「変わりポテサラ」やまろやかな酸味が特徴のニュージーランドの辛口ワイン、「シャングリ・ラ ピノ・ノワール2021」などを振る舞いつつ、メインの「いかすみリゾット」にオリーブオイルを垂らした絶品料理を2人で囲む。

番組を持った和田の挑戦に対して、キムラから「この人がここにいるだけでいいってこと。この場所が与えられたことがすごい」という称賛の言葉が贈られる。和田はキムラの言葉を受け、「いま、誰かに言って欲しかったことをしゃばーっていただいた気がして」と感慨深い表情を浮かべながらゆっくりと時間を過ごした。

キムラ緑子×和田明日香のまったりとした話題の中に見えるリスペクト

今回の放送では、和田とキムラ…料理家と役者という違う世界の人間同士が互いにリスペクトしながら食卓を囲った。"ゆる宅飲み”のタイトルに違わず、ときにライトに、ときにディープな話題が交わされる。

お酒が進んで心の深い部分を垣間見せる一幕は、まさに自宅で飲んでいる雰囲気そのもの。そして和田が役者ではないため、自然に生まれる疑問が視聴者と同じ目線というのも良い。ゆるい卓飲みの心地よさと、ゲストの人間性や演技論などに一歩踏み込む"深さ”の両方を味わえる番組だ。

なお今回番組で登場したメニューは番組公式Instagramにもレシピが掲載される。次回放送は22日(火)夜10時より、ゲストに社会学者・古市憲寿を招いて「絶対失敗しない和田家のおうちハンバーグ」を振舞うという。

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