1. トップ
  2. 恋愛
  3. アイアンで「高い球」を打つためのコツ!手首の動きが最も大切だった

アイアンで「高い球」を打つためのコツ!手首の動きが最も大切だった

  • 2024.10.21

ボールが上がらないことで、思うように楽しめないゴルファーはいませんか? 今回は、ゴルフが楽しいと思える手首の使い方を鈴木悠介がレッスンします!

シャフトをしならせヘッドを走らせる

アイアンで「高い球」を打つためのコツ!手首の動きが最も大切だった
上の写真右:ゆるやかな入射角下の写真左:インパクトはこの形!下の写真中央:ヘッドが走る

ビギナーのうちはボールが思うように上がらないことが多く、キャリーが不足して飛距離が出ない、バンカーを越えない、グリーンにも止まらないなど苦労すると思います。

だからといって、間違ったやり方で球を上げようとすると、あおり打ちになってダフリなどのミスが増えます。

高い打ち出しでボールを上げるには、体ごと球を上げにいくのではなく、手首を上手に使ってヘッドを走らせるのがポイント。

これが身につくとスコアメイクがグンとラクになって、ゴルフがさらに楽しくなりますよ!

アイアンで「高い球」を打つためのコツ!手首の動きが最も大切だった
手首の使い方がポイントです!

「上げる」「打ち込む」イメージは捨てよう!

打ち込むとロフトが立って球が上がりにくい(右)。上げようとするとあおり打ちになってダフりやすい(左)

打ち込む必要なし!ゆるやか軌道の〝最下点でとらえよう! 〝

スイング軌道の最下点がボールの真下にくるように、クラブのリーディングエッジでボールをうまく拾って打つイメージでインパクトしよう

インパクトでヘッドが手元を追い越していく

アイアンで「高い球」を打つためのコツ!手首の動きが最も大切だった
左手首が甲側に折れるヘッドが手元を追い越せばロフトが増えてボールが上がる!

うまくボールを拾って高さを出すには、手首の使い方が重要になります。

球を上げるには、インパクト後に左手首を甲側に折るような〝フリップ〞動作で、ヘッドを走らせるのがポイント。体はあくまでレベルに回転しつつ、手首の動きでヘッドを走らせると、あおり打ちにならない。

フェースローテーションも自然にうながされるので、ボールのつかまりもよくなります。

コツは、インパクトの瞬間に左手元に急ブレーキをかけるように減速させること。これによってヘッドが慣性で自然と走る。ヘッドが手元を追い越すように打ってください。

左手元にブレーキをかけて手首を「フリップ」

インパクトで左手元を一瞬止めるように減速させることで、ヘッドが走って手元を追い越していく

アイアンで「高い球」を打つためのコツ!手首の動きが最も大切だった
左股関節の前で手元にブレーキ!

Point! 左腕を外旋させず手の甲を空に向ける

左前腕を外側に回すと引っかけが出る。腕をねじらず、左手甲が上を向くように左手首を甲側に折っていく

左手を意識するとゆるやかに払い打てる

ゆるやかな入射角を維持するには、左手に意識を置いてスイングすることが大事

右手を意識するとヘッドが落ちてダフる

右手の感覚でスイングすると、スイングの支点が右サイドに残りダフりやすい

ビギナー向けのクラブは"拾って打つ"のが最適!

初心者やシニア向けなど「やさしい」といわれるアイアンは、ソール幅が広く低重心なので高い球を打ちやすいようにできている。この機能は「ボールを拾う」打ち方とマッチするので、打ち込まないほうがいい。

右肩の下がりや体の開きを防ぐ

アイアンで「高い球」を打つためのコツ!手首の動きが最も大切だった
右肩をここから動かさずに(左)、手元を真下に下ろします(右)右肩をトップの位置に置いたまま手元を真下に下ろしていこう

手首のフリップでボールを拾って打とうとしてもダフる人は、まだ体が右に傾いてあおり打ちになっている傾向があります。また、左に引っかける人も、ダウンスイングで体が早く開くのが原因です。

これらを解消しスムーズにボールを拾って打つには、切り返しからダウンスイングの途中まで、右肩の位置を変えずに腕を下ろしてくるイメージをもちましょう。

切り返しで体が開くのをガマンし、腕だけを真下に下ろす。これによってダウンスイングがインサイドから下りてきやすくなるので、ダフリや引っかけは解消されるはずです。

体の開きを抑えてインサイドから下ろす

ダウンスイングで手元が腰の高さに下りてくるまで体の開きを抑えるとインサイド・アウトの軌道で振れる

右肩が前に出て体が開くと、ダウンの軌道がカットになってしまう

Point! 右肩を下げずに右ヒジを体に近づけていく

ダウンスイングでは、右肩が下がらないように注意しながら右ヒジをワキ腹に寄せるように絞り込む。右肩が下がるとあおり打ちになってダフってしまう(×写真)

下半身を動かしてフィニッシュまで回転

アイアンで「高い球」を打つためのコツ!手首の動きが最も大切だった
左ツマ先を浮かせると体が突っ込まない!自然に回れる!

インパクトで手元を止めたり体の開きを抑える感覚について説明しましたが、これを意識しすぎると体の回転が止まりやすいので注意が必要です。

スイング中は体の回転を止めず、フィニッシュまで回り切ることは絶対不可欠です。 そのためには、ダウンスイング以降に左のお尻を後ろに引いて、体の回転をうながすのがポイントになります。

また、足の裏を前後に踏むようなフットワークも回転を促進させます。インパクトで左ツマ先を浮かせるようなイメージをもつと回転が止まりにくく、体も突っ込まないのでオススメですよ。

左のお尻を後ろに引きながら回る

ダウンスイングでは、左のお尻を後ろに引くように骨盤を回転させてしっかり左に回っていくことが大事

Point! 1本の軸ではなく円柱の中で回るイメージ

体を左右に揺さぶらず、スタンス幅の筒の中で回転するイメージ。切り返し直後は右、その後は左サイドを動かしてしっかり回転しよう

いかがでしたか? ぜひ、この記事を参考にして練習してください。

レッスン=鈴木悠介
●すずき・ゆうすけ/1990年生まれ、千葉県出身。千葉学芸高校時代にゴルフを始め、ツアーに挑みつつ千葉銀座カントリークラブでアマチュアレッスンを行っている。

構成=鈴木康介
写真=相田克己
協力=日神グループ 平川カントリークラブ

元記事で読む
の記事をもっとみる