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「ガードレール」といえば何色?→山口県民は「白」と答えない!?地域の個性が光る色の違いとは

  • 2024.10.21
一般的なのは「白」だけど…
一般的なのは「白」だけど…

道路のガードレールといえば、日本全国どこに行っても「白」というイメージが一般的ですが、実は地域によってさまざまな色彩のガードレールが設置されていることを知っていますか? そこで今回は、全国各地にある珍しい色のガードレールを探ってみました。

山口県は「夏ミカンの色」

「白」以外のガードレールの代表格として知られているのが、山口県のガードレール。山口県を訪れると、県内の多くのガードレールが鮮やかな「黄色」に塗られていることに驚く人も多いでしょう。

実は、1963年に山口県で開催された国民体育大会(現在は国民スポーツ大会)をきっかけに、県の特産品である夏ミカンの色がガードレールに採用されるようになったそうです。

さらに、山口県では景観面への配慮から、茶色に塗られたガードレールや、海岸付近で腐食を防止するために亜鉛メッキが使われた灰色のガードレールも採用されているようです。山口県を訪れた際は窓からの景色だけでなく、道路際のガードレールにも注目してみてください。

「白」以外のガードレールは、なにも山口県に限ったものではありません。例えば、東京都内などの都市部では、「黄緑色」のガードレールやガードパイプが設置されている場所もあります。

また、近年では国土交通省が策定した「景観に配慮した防護策の整備ガイドライン」に基づき、ダークブラウンやグレーベージュなど、グレー系のガードレールを採用する地域も増えてきているようです。そのため、今後は自然環境や街並みとの調和が取れた、「白」以外のガードレールを見る機会も増えていくのかもしれません。

普段、あまり意識せずに見ている人が多いであろうガードレールの色。実は、それぞれの地域特有の文化や環境への配慮が反映されています。旅先で、見たことのないガードレールの色を探してみるのも面白いかもしれませんね。

オトナンサー編集部

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