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【MLB】「オオタニの影響は大陸を越える」公式記者が記した“大谷翔平効果” カステンCEOも言及したド軍の日本市場開拓

  • 2024.10.21
地区優勝したドジャースの大谷翔平(真ん中)(C)Getty Images
SPREAD : 地区優勝したドジャースの大谷翔平(真ん中)(C)Getty Images

大谷翔平投手はドジャース移籍1年目となる今季、159試合に出場し打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁を記録。二冠王と史上初の「50-50」を達成し、自身初のポストシーズンでもここまで3本塁打を放つなど世界一に向けて躍動している。
そんななか、MLB公式サイトはドジャースのスタン・カステンCEOのコメントを掲載。10年総額7億ドル(約1014億円)の大型契約を結んだ大谷がもたらした価値について言及されている。

■大谷の成績だけではない価値

MLB公式が掲載したのが「ミズサワ(岩手県水沢市、現奥州市)からチャベス渓谷(カリフォルニア州ロサンゼルスにある渓谷)まで。オオタニの影響は大陸を越えて広がる」と題された記事。アダム・マッカルビー記者が記した文中では、大谷がもたらしたグラウンド内外での影響力について紹介されている。
記事内では「ドジャースは、オオタニの価値がOPSや防御率を超えるものになると理解していた」と成績だけではない大谷の価値について気付いていたと記され、「オオタニの故郷であるミズサワからチャベス渓谷まで、誰もが驚愕した。彼のチームはスポンサーシップ、マーチャンダイジング、世界的なブランドの認知において、莫大な投資収益を得ることになる」とドジャースが受ける恩恵について語られている。
カステンCEOもドジャースにもたらした大谷効果について、「彼が新しいファンを連れてきたのは事実で、スタジアムへ集まるファンの層を変えた」と言及。「グッズや売店の種類も変えたし、以前はなかった日本へのツアーもある。日本とのつながりを持った新しいスポンサーも多くいる」と大谷の存在により、日本市場を開拓することにつながったと述べている。
ドジャースは3勝2敗で20日(日本時間21日)にメッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第6戦を迎えるが、「野球界最大の国際的なスーパースターの次なるステップが、メジャーリーグの最大の舞台になると望んでいる」と大谷のワールドシリーズ進出に向けても期待が寄せられる。グラウンド内外でドジャースに貢献してきたスーパースターが2024年にさらなる伝説を残すのか。

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