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イタリア女性が実践!「タラレバ生活」にならないためのコツ

  • 2016.3.25
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臨月の友人のお宅へ招かれたときのことです。すっきりと整理されたきれいなリビングに感動してしまいました。「自分が妊娠したとき、同じようにできるかな?」とつい不安を感じてしまったものです。

© Konstantin Yuganov - Fotolia.com

「あのときやってい“れば”…あのときこうしてい“たら”…と思ってしまうと、全部片づけなくちゃならない現実に直面したとき、行動するのがよけいにおっくうになる。

そうならないようにちょこちょこ片づけるのが、散らからない・汚くならないコツかな」と彼女のアドバイスを聞き、頭が下がる思いでした。

人生を楽しんでいる人ほど“タラ・レバ”のセリフとは縁がないのは、ここイタリアでも同じ。そういう人たちはどうやって“タラ・レバ”を遠ざけているのでしょうか。

ここでは、彼らが実践している「タラレバ生活にならないコツ」についてご紹介します。

1.「1時間だけ」の習慣

妊娠4ヶ月目の知人は、仕事柄帰りの時間が遅くなりがちでした。「夫が家事をやってくれたけど、掃除や片付けはどうしても行きとどかない部分があった。私がやっていれば…と思ってばかりで、ストレスがたまる一方だった」と、最初のうちは大変な思いをしていたといいます。

ご主人は「体に負担をかけるから」と彼女が掃除や片付けをすることに反対だったそうですが、そこで彼女が提案したのは「毎日1時間だけ掃除する」ことでした。「帰ってきてからだと疲れてるからやる気があまり起こらない。だから、朝にやっていたわ」と語る彼女。

毎朝1時間だけ早く起きて、コーヒーを飲んだらすぐ掃除をするよう習慣づけました。1時間たったらご主人が起きて、掃除をストップするよう言われていたそう。その結果、ダラダラやらずにすみ、体の負担もありませんでした。

「軽いエクササイズの効果があったみたいで、妊娠中に太りすぎなくてちょうどよかった」と、いまでも朝の習慣を続けています。

2.「気がついたら即やる」ルール

背が高くすらっとしていて、タイトなワンピースがよく似合う知人女性がいます。さぞかし美容には気を使っているのだろうと思っていましたが、「高校生のころは体重が100キロ超えていたわよ」という衝撃的な話を聞いて驚きました。

「学校の帰り道に階段を降りていたら、足を踏みはずしたの。たいした高さじゃなかったけど、腰の骨にヒビが入っちゃって…。ここまで太っていなければケガをすることもなかった、とドクターに言われてショックだった」と大けががきっかけでダイエットを決意したそう。

ダイエットには挫折がつきまといがちですが、そうならないよう彼女が続けたのは「エクササイズや運動を後まわしにしない。気がついたら即やる」だけのシンプルなものでした。

「シンプルだけど、やり続けるのが一番難しい。1回できなかったら次の日にまわせば良いと思っても、次の日もまた同じように気がゆるんでしまう。そうならないためには後まわしにしないのがコツ」と2年近くダイエット生活を続けた結果、マイナス40キロの減量に成功しました。

このルールはいまでも続けていて、スタイルの維持だけでなく仕事やプライベートにも活用しているそうです。

「後悔先に立たず」の言葉通り、後から反省する生活を送っても人生がよけいつまらなくなるだけです。「人生や生活を変えるのは自分自身の行動のみ」と心得たほうが良い方向に進むというもの。

“タラ・レバ”が入りこまないよう気をつければ、オン・オフ両方の生活を充実させるのもそう難しくないでしょう。

(金丸 標)

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