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【カインとアベルなねこ】「小さいのに偉いなあ」弟猫をちやほやし、兄猫がそっぽを向いた話

  • 2024.10.20
弟ねこを褒めると… (C)ぱんだにあ/KADOKAWA
弟ねこを褒めると… (C)ぱんだにあ/KADOKAWA

もしも、マイペースなねこが物語に登場したら…?

言わずと知れた有名な物語にねこを融合させるのは、「ねことわざ」でおなじみの漫画家・イラストレーターのぱんだにあさん。

古今東西様々の昔話や童話に、かわいらしさ、ふてぶてしさ、愛くるしさすべてを兼ね備えたねこたちが加わることで物語は新たな展開になっていきます。登場人物たちがねこに絆される姿に、「まぁねこだから仕方がない」と思わず納得してしまうこと間違いなし!?

作品の元となったお話の解説もあるので、神話や名作についても改めておさらいできる! そんな、とってもゆるい童話×癒やし系ねこまんがをお送りします。

※本記事はぱんだにあ著の書籍『みっけ!ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました。

◆カインとアベルなねこ

先住ねこにはよく気を使うべし (C)ぱんだにあ/KADOKAWA
先住ねこにはよく気を使うべし (C)ぱんだにあ/KADOKAWA

■◆元となったむかしばなし

カインとアベル

むかし、あるところにカインとアベルという兄弟がいました。カインとアベルは神様にそれぞれが農業で得た収穫物と牧畜した子羊を捧げます。しかし、神様はアベルの子羊だけを受け取りました。そのことに嫉妬したカインは腹を立て、勢いでアベルを殺してしまいます。これは人類史で初めての殺人でした。

後日、神様はアベルの姿が見えないのでどこに行ったのかをカインに尋ねますが、カインは「知らない」と嘘をつきました。これも人類が初めてついた嘘と言われています。後にカインは神様のもとから追放処分を受け、遠く離れた土地で静かに暮らしたのでした。

著=ぱんだにあ/『みっけ!ねこむかしばなし』

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