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高齢の義父「俺たちがいなくなるのを待っているんだろう!?」価値観の押し付けに「勘弁して(泣)」

  • 2024.10.19

かつては「結婚したら家を建てて一人前」という考え方もあったかもしれませんが、親世代と子世代とでは、住宅に対する考え方が変わって来ているのではないでしょうか。
これは筆者知人が親世代との考え方の違いで、思いもかけない大きな買い物をすることになった体験談です。

画像: 高齢の義父「俺たちがいなくなるのを待っているんだろう!?」価値観の押し付けに「勘弁して(泣)」

環境が良い賃貸マンション

私の夫は長男です。

結婚後は夫の実家の近くの賃貸マンションに住んでいました。

義実家までは車で5分ほどの距離にあり、お互いの行き来にも困らずちょうど良い距離だと感じていました。

マンションは最寄り駅にも近く、スーパーも目の前にありとても便利。

私たち夫婦はこのマンションをとても気に入っていました。

夫の両親はまだ60代後半です。
「もしかしたら将来的に同居の可能性もあるかもしれないけど、今すぐ同居することはないだろう。
だからしばらくは、義実家と行き来しながら賃貸マンションに住み続けよう」
というのが、私たち夫婦の考えでした。

私たちのせいで家を出ていく!?

結婚して10年を過ぎた頃から義父は
「なぜお前たちは家を建てないんだ。俺がお前たちの年齢の頃には家を建てていた」
としきりに私たちに家を建てるようにプレッシャーをかけてきました。

さらに
「お前たちは俺たちがいなくなるのを待っているから、家を買わないのだろう」
と言ってくるのです。

義父は自分が家を建てた歳になっても家を建てず、賃貸マンションに住んでいる夫をふがいなく思っているのでしょう。

半ば怒ったように
「だったら俺たちは老人ホームに入るからあの家に住めば良い」
と言って私たちへのあてつけのように、老人ホームを探し始めたのです。

入所するつもりがないタイミングで老人ホームへ入所してもお互いに困ってしまうと思い、私たち夫婦は慌てて家を買うことにしたのです。

思いもよらない住宅ローン

結局、義実家の近くに一戸建ての住宅を買うことにした私たち。

それをみて義父はやっと納得し、老人ホーム探しをやめました。

私たちの住んでいる所は都市部で、地価も高く一戸建ての住宅はかなり高額です。

義父が若い頃は早く家を持つことが一人前の証だったのかもしれませんし、良かれと思って言ってくれているのはわかるのですが、その時とは時代も違うし物価も違います。

私たち夫婦は、義父の古い価値観に振り回されて大きな買い物をしてしまい、毎月多額のローンを払うことになってしまったのでした。

惑わされてしまった私たちにも責任がありますが、できたら勝手な価値観の押しつけは勘弁してほしいと思ったできごとです。

【体験者:30代・会社員、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Itnライター:K.Sakura
セラピスト・販売員・介護士の職を通じて常に人と関わる職務経験から得た情報を記事化するブロガーを志す。15年ほど専業主婦兼ブロガーとして活動するも、モラハラな夫からから逃げるために50代にして独立。母としては、発達障害のある子どもの育児に奮闘。自分の経験が同じような状況に悩む人の励みになって欲しいと思い、専門ライターに転身。アラフィフでも人生やり直しができることを実感。

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