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日本人選手も所属したクラブの故元会長、女子選手から性的虐待で告発される

  • 2024.10.19
日本人選手も所属したクラブの故元会長、女子選手から性的虐待で告発される
日本人選手も所属したクラブの故元会長、女子選手から性的虐待で告発される

Text by 井上大輔(編集部)

かつて元日本代表MF稲本潤一もプレーしたイングランドのフラム。

1997年から2023年までクラブオーナーを務めた故ムハンマド・アルファイド氏は、英国の高級百貨店ハロッズの元オーナーでもあった。

アルファイド氏は2023年8月に94歳で死去したが、フラムの元女子選手が同氏から性的ハラスメント・性的暴行を受けていたと明かした。

『The Athletic』などによれば、告発を行ったのはフラム女子チームでキャプテンも務めたロニー・ギボンズさん、アイルランド代表選手でもあった彼女は現在44歳。

当時20歳だったギボンズさんは、故アルファイド氏から無理やりキスをされたり、胸や体を触られるなどしたと訴えている。

「自分の真実を話し、最終的に自分の話を語ることで、長年抱えてきた恥ずかしさや痛みを癒し、取り除くことができればと思います。このことが、ひとりでも多くの人が心を開き、自分のせいではないことに気づき、同じ重荷から解放される手助けになれば幸いです」

また、ハロッズの個室であった行為の内容について具体的に証言しており、「とても不快だった」と述べている。

フラムはギボンズさんの告発を受けて、「クラブは元女子チームキャプテンのロニー・ギボンズが語った体験を知り、深く心を痛めている。彼女に深い共感と支援を寄せる。我々はあらゆる形態の虐待を断固として非難し続ける」などとの声明を出した。

今年10月にロンドン警視庁は、故アルファイド氏に対する性的暴行など新たな告発40件についての捜査を開始していた。

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