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【究極セレクション】韓国時代劇の史上最高の素敵なヒロイン「ベスト4」!

  • 2024.10.19

韓国時代劇は女性が主人公の場合が多い。特に歴史上で地味だった女性が、脚本家の力量によって魅力的なヒロインとして描かれているケースが目立っている。そんな中で、韓国時代劇でヒロインとなった女性たちの「ベスト4」は誰なのか。輝かしい存在にスポットを当ててみよう。

●『宮廷女官チャングムの誓い』のチャングム

チャングムは朝鮮王朝時代の歴史書『朝鮮王朝実録』に10箇所ほど記載されている伝説的な医女だ。ただし、彼女自身の人間性や経歴について『朝鮮王朝実録』は全く触れていない。

それゆえ、実際にどんな女性であったのかは不明だ。しかし、『宮廷女官チャングムの誓い』で前半は料理人、後半に医女として活躍する姿を描いている。つまり、創作的な要素が圧倒的に多いドラマなのだ。

劇中でチャングムは知性が優れた女性として描かれていて、どんな難問であろうとも卓越した知見によって問題を解決していった。また、人間愛にあふれ、正義感がとても際立った女性であった。まさに、これ以上はないと言えるほどのヒロインだ。

●『トイン』のトンイ

史実では、粛宗(スクチョン)の側室だった淑嬪・崔氏(スクピン・チェシ)と称された。後に英祖(ヨンジョ)の生母となる女性なのだが、『トイン』で描かれる以前には地味な存在であって目立たなかった。

そうした評価を一変させたのが、ハン・ヒョジュが演じた明るいキャラクターだった。とにかく、ハン・ヒョジュが持つ「爽やかなイメージ」がヒロインを際立たせており、どんなことに対しても前向きに取り組んでいく姿勢がまばゆかった。

また、粛宗に対しても知性豊かに接していたし、幼い英祖をしっかりと育てていく姿も立派に描かれていた。

善徳女王、チャングム、トンイ、端敬王后
『善徳女王』でイ・ヨウォンが演じた善徳女王(写真=(C)MBC)、『宮廷女官チャングムの誓い』でイ・ヨンエが演じたチャングム、『トンイ』で ハン・ヒョジュが演じたトンイ、『七日の王妃』でパク・ミニョンが演じた端敬王后(Licensed by KBS Media Ltd. © 2017 KBS. All rights reserved ドラマ『七日の王妃』より。DVD好評リリース中・U-NEXTにて見放題配信中)

●『善徳女王』の善徳女王

朝鮮半島の歴史上で女王は3人しかいなかった。その中で最初に女王になったのが善徳女王であった。彼女は新羅(シルラ)の王として立派に政治をこなし、評価が高かった。特に、若手を積極的に登用して国力を高めた功績が大きかった。

『善徳女王』では、双子の妹として生まれ一旦は王宮から追われる捨て子だったが、それは全てフィクションだった。さらにドラマでは辛い境遇の中で育っていき、王宮に入った後も敵対する勢力と壮絶な戦いを繰り広げていったが、その中でイ・ヨウォンが立派に演じて物語を盛り上げていた。

やがて新羅は三国時代を制して朝鮮王朝で最初の統一国家になるのだが、そうした経緯も『善徳女王』で詳しく描かれていた。なんといっても立場は女王……韓国時代劇で最強のヒロインだったかもしれない。

●『七日の王妃』の端敬(タンギョン)王后

韓国女優の人気ランキングのアンケートを行うと、常にベスト3に入ってくるほど高い知名度を誇っているのがパク・ミニョンだ。そんな彼女が『七日の王妃』で演じた端敬王后は実在した王妃でありながら、わずか7日間で廃妃になってしまった。

なぜ廃妃になったかというと、クーデターで追放された燕山君(ヨンサングン)の妻と側近が端敬王后の親族だったからだ。それゆえ、クーデターを起こした高官たちに嫌われて、せっかく王妃になっても廃妃にさせられたのだ。

決して夫の中宗(チュンジョン)の意向ではなかった。それで「悲劇の王妃」と言われるのだが、『七日の王妃』は序盤から若い頃の彼女のハツラツとした雰囲気を描いていた。パク・ミニョンも明るく演じていて、とても好感が持てる存在だった。

終盤になって悲しい運命になるとはいえ、ドラマ全編を通して描かれたのは、奔放に生きていく姿であった。そういう意味で、韓国時代劇の中で特に記憶に残るヒロインであった

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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