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【雅子さま】気品あふれる国民文化祭コーデ カット集

  • 2024.10.19

連載「麗しき皇室ファッションの世界」では、今回は雅子さまの「国民文化祭」でのファッションを特集。こちらは装いカット集です。

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2023年10月、金沢で行われた第38回国民文化祭、第23回全国障害者芸術・文化祭の開会式にて。金沢は、国産金箔生産の99%を占める生産地。天皇陛下はゴールドのネクタイを、雅子さまは天皇陛下のネクタイの色にリンクするようなゴールドに近いイエローのスーツの装いを。雅子さまは、くるみボタン、パールのイヤリング、パールのネックレスと白いボール状のフォルムのあしらいで統一されていますが、実は天皇陛下のネクタイもドット柄です。(C)JMPA
2022年10月、第37回国民文化祭、第22回全国障害者芸術・文化祭の開会式にて。コロナ以来、初のご臨席となった沖縄での開会式。1997年まだ皇太子殿下だった頃にご夫妻で沖縄に訪問された際、天皇陛下が沖縄県八重島諸島の八重山ミンサー織のネクタイをお召しになられていたのですが、今回の開会式でも同じものを選ばれています。雅子さまも、カラーリンクされた若草色のスーツを。微光沢で、衿にはコード刺繍がさり気なくあしらわれたデザインが、雅子さまの華やかな雰囲気をより一層引き立てています。(C)時事
2018年10月、第33回国民文化祭、第18回全国障害者芸術・文化祭の開会式にて。体調を崩されてからしばらくご公務を欠席されていた雅子さま。メッセージ性を考えたご公務の着こなしの用意には精神力と体力も必要。この頃は、色味をおさえたシックなトーンのお召し物が多かったのが印象的です。タイトスカートにバイカラーのパンプスを選ばれ、ベージュピンクを知的に見せる着こなしに雅子さまらしさを感じます。(C)時事
2017年9月、第32回国民文化祭、第17回全国障害者芸術・文化祭の開会式にて。この年の開催地は奈良。雅子さまはうぐいす色のスーツをお召しになっていますが、うぐいすが生息する奈良山に想いを馳せて選ばれたのかもしれません。ノーカラーのジャケットとデザインはシンプルですが、ジャケットの素材はツイード、中にお召しになられているワンピースは光沢素材と、同系色の異素材を重ねることで着こなしの奥行きをだされた、洗練された着こなしです。(C)時事
2023年10月、第38回国民文化祭、第23回全国障害者芸術・文化祭のための石川県行幸啓にて。石川県立図書館では高校生とプロの声優の朗読劇練習風景、石川県立音楽堂では障害者の作品展を鑑賞された両陛下。動きやすいパンツスーツでご出席された雅子さま。ピンクベージュのテーラードのジャケットにパンツといったマニッシュなスーツに、中にお召しになったボウタイブラウスで柔らかさをプラスされていました。作品展ではカラフルな展示が多く、作品の邪魔をしない、会場の雰囲気になじむシックなお色を選ばれたのかもしれません。(C)JMPA
2022年10月、第37回国民文化祭、第22回全国障害者芸術・文化祭のための沖縄県行幸啓にて。沖縄の伝統工芸の織物を模した柄や、沖縄県産の動植物の柄がほどこされた「かりゆし」。「おきなわ工芸の杜」をご訪問された際、天皇陛下はかりゆしのシャツを、雅子さまはかりゆしのワンピースをお召しになっていました。よく見ると、ご夫妻でグリーンを基調にした柄を纏われており、さり気ないリンクコーディネートに。甘く子供っぽくなりがちな小花柄を、ネイビーのジャケットとクラッチバッグで知的な雰囲気にまとめた、雅子さまらしい着こなしです。(C)JMPA
2019年9月、第34回国民文化祭、第19回全国障害者芸術・文化祭のための新潟県行幸啓にて。「新潟ふれ愛プラザ」のリハビリ・トレーニングセンターをご訪問された両陛下。雅子さまには珍しい、ドット柄のワンピースにジャケットを合わせた着こなし。白いドットに大きめのパールのジュエリー、白いジャケットで。また、バッグはかねてからご愛用されているモノトーンのバイカラーのクラッチ、足元も同じくモノトーンのバイカラーのパンプスを選ばれ、柄ものを主役にしながら全体の統一感を意識されたテクニックが光る着こなしです。(C)JMPA
2017年9月、第32回国民文化祭、第17回全国障害者芸術・文化祭のための奈良行幸啓にて。ご公務では、小さめのクラッチバッグか、ワンハンドルのバッグを持たれることが多い雅子さま。この日は、新鮮なエスニック調のバッグを持たれ、シンプルなスーツスタイルのアクセントに。車いすダンスパフォーマンスを鑑賞されているので、ダンサー達のきらびやかな衣裳にリンクするようなバッグを選ばれたのかもしれません。こちらも珍しいフラワーモチーフのイヤリングが可憐に映えています。(C)時事

取材/味澤彩子

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