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片付けられない子がしている「間違った片付け」今すぐ子どもとやりたい整理整頓4ステップ

  • 2024.10.19

「子どもが片付けない」「片付けが苦手」などの悩みを持つご家庭は多いのではないでしょうか。毎日「片付けなさい!」とイライラするのは嫌ですよね。今回は、お子さんが片付けられるようになるための、整理整頓のステップをご紹介します。

やりがちな「間違った片付け」

片付けない子どもに対して「片付けなさい」と注意しても、本人は片付けとは具体的に何をすればいいのか分かっていません。モノを移動して部屋の端に固めたり、積み重ねたり、とりあえず収納用品にしまうことが片付けだと思っているお子さんは非常に多いです。大人でさえも、それが片付けだと思っている人はたくさんいます。しかし、いくら部屋の端にモノを追いやっても、そこには不要なモノやもう使わないモノも紛れ込んでいます。なのですこし経てばすぐに散らかってしまい、お子さんに「片付けなさい」とまた言うことになってしまいます。それではいたちごっこになるので、お子さんには整理整頓のステップをしっかりと教えてあげて、日々の習慣にしていかなければいけません。

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子どもに教えたい、整理整頓4ステップとは?

ステップ1.筆箱

いきなり部屋を片付けさせるのではなく、まずは筆箱というかなり狭い範囲の整理整頓から練習してみましょう。筆箱の整理整頓ならお子さんの片付けのハードルはかなり低くなります。ちなみに私が教員時代、筆箱の中身がパンパンで、テストの時はなかなか筆記用具を準備できない生徒がいました。それは、必要以上の筆記用具や学習に関係のないものがたくさん入っていたからです。勉強する時にすぐに必要なモノが出せる生徒と出せない生徒では、時間の使い方に差が出て、学力にも影響が出てきます。筆箱といえど、整理整頓は必要不可欠です。やり方は(1)筆箱の中身を全部出す(2)不要なモノを取り除く・壊れた文房具・インクの出なくなったペン・消しゴムのカスを集めて丸めた消しカス・友達との手紙・手鏡 など、明らかなゴミや学習に必要のないモノは筆箱に入れないようにしましょう。(3)複数あるモノを必要な量(適正量)にする同じ色のペンが複数あれば、1本に絞ってみましょう。その時に「どれいらない?」ではなく、「どれが一番好き?」「好きな方を残してみない?」と質問したり、提案する声掛けをしてください。自分の「好き」を考えさせたり、選択する練習になります。シャーペンや鉛筆など複数本必要であるものは、予備も含め何本あればいいのかをはっきりさせて、その分だけ持たせるようにしましょう。文房具は手軽に買えるので増えやすいです。何のアイテムが何本あればいいのかを意識させることで、自分は必要な量は十分持っているということが頭で分かり、無駄な買い物も減ります。(4)必要なモノだけを筆箱に戻すこれで筆箱の整理整頓は終わりです。狭い範囲なので大人がサポートすることでお子さんも簡単にできます。そして、「自分で整理整頓ができた」と感じられるようになってきます。

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ステップ2.鞄の中身

次は、筆箱よりも少し広い範囲で鞄の中身を整理整頓してみましょう。小学生だったらランドセルの中身をやってください。やり方は先ほどと一緒です。全部出す→不要なモノを取り除く→適正量にする→必要なモノだけを戻すこの流れでやってみましょう。小1娘のランドセルも整理整頓を一緒にやってみると、使い終わったノートや教科書が入っていました。いつもそんな不要なモノを持ち歩いて登下校していたことに驚きました。不要なモノを取り除くとスッキリして軽くなるので、娘とは定期的に鞄の中をチェックしようと約束しています。中学校の教員時代も生徒の鞄の中身の整理を一緒にやったことがあるのですが、鞄の奥底に大量のプリントが入っていたり、時には提出していない数ヵ月前の尿検査まで出てきたことも……(笑)。提出物を出さないお子さんは、鞄の中身がごちゃごちゃで何が入っているのか把握していないことが多いので、全部出して必要なモノだけにしてみてください。そして鞄の中身は大人でもできていない場合が多いです。お子さんと一緒にやる習慣をつけてください。片付けは広いスペースから始めてしまいがちですが、狭い範囲を正しいやり方で確実に終わらせていきましょう。

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ステップ3.机

筆箱と鞄の次は、さらに範囲を広げて「机」に取りかかってみましょう。机は必要ではないモノに囲まれていませんか?勉強するための机なのに、関係のないものが置いてあると集中できなくなり、学力にも影響してきます。

Instagram:ありママ(@arima1987_home)

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