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小林千晃&諏訪部順一ら『ボルテスV レガシー』フィリピン制作陣の愛に感激!満席の会場から万雷の拍手を浴びた監督は「胸がいっぱい」

  • 2024.10.19

人気ロボットアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」をフィリピンで実写化した映画『ボルテスV レガシー』の初日舞台挨拶が10月18日に新宿バルト9で行われ、吹替キャストの小林千晃、金城大和、花倉桔道、小市眞琴、中島愛、諏訪部順一が出席。観客にはサプライズでマーク A. レイエス V監督も駆けつけ、「満席に埋まっている劇場を目にして、こんなに光栄なことはありません。ありがとうございます」と感激を伝えて上映後の会場から万雷の拍手を浴びた。

【写真を見る】会場の熱気ムンムン!『ボルテスV レガシー』の初日舞台挨拶の様子

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1977年から日本で放送され、ロボットアニメブームを巻き起こした「超電磁マシーン ボルテスV」。日本以上に熱狂的な支持を受けているフィリピンでは映画1本、テレビシリーズ90話の大ボリュームで実写化され、ついに生まれ故郷の日本に凱旋して『ボルテスV レガシー』として劇場公開される。日本の劇場公開用にフィリピン版の映画には含まれていなかったシーンの追加を含む再編集を実施し、映像のクオリティもアップしさせた“超電磁編集版”として公開を迎えた。

スティーヴ・アームストロング役の小林千晃
スティーヴ・アームストロング役の小林千晃

ボルトマシン1号機パイロットのスティーヴ・アームストロング役を演じる小林が、「『ボルテスV レガシー』、いかがでしたでしたでしょうか」と語りかけると、会場からは興奮を表すように熱い拍手が沸き起こった。吹替キャストたちもフィリピンの制作陣が注いだ本作への愛に感激したそうで、小林は「全部、愛情だらけだった。合体シーンのクオリティがすごい。いまの技術と原作愛あふれる演出があいまって、めちゃくちゃグッときました。合体の時の楽曲もうれしかった」と笑顔。母親役のマリアンヌを演じた堀江美都子とは一緒にアフレコができたといい、諏訪部から「うらましいよ」と嫉妬される場面も。小林は「チーム一緒に、仲良く録らせていただきました。緊張しましたが、堀江さんも『久しぶりでちょっと緊張する』と僕らに話しかけてくださった。リラックスして臨むことができました」と収録風景を明かしていた。

プリンス・ザルドス役を演じた諏訪部順一
プリンス・ザルドス役を演じた諏訪部順一

敵のボアザン帝国地球征服軍司令官であり、ボアザン帝国の皇族でもあるプリンス・ザルドス役を演じた諏訪部も「すべてにおいて、制作に携われた皆さんの思いが感じられる作品」と敬意を表した。幼少期に触れていたものの大人になってから改めて「ボルテスV」を観返したと話し、「こんなに深いドラマがあったんだと思った。『ボルテスV レガシー』にもその魂が脈々と受け継がれていて感無量でした」としみじみ。配役される前から、本作の吹替があるならばザルドス役をやりたいと思っていた打ち明け、「もちろんボルテス・チームの皆さんが主役ですが、ザルドスももう一人の主役で重要な存在。吹替としても演じがいのあるキャラクターで、担当させていただいて冥利に尽きます」と心を込めていた。

また金城と中島は、特別な想いを告白した。スーパー戦隊シリーズ「獣電戦隊キョウリュウジャー」で、キョウリュウブルー/有働ノブハル役を演じていた経験がある金城が「11年くらい前にブルーヒーローとして地球を守っていた経験があります」と切り出すと、会場も大笑い。「リハーサルのVTRを観て、(演じた)マークが青のコスチュームに着替えた瞬間、『青!』と言ってしまいました。今後一生、青のヒーローとしてやっていく覚悟です。二度とレッドになりたいなんて言いません!」と生涯ブルー宣言をして観客を盛り上げていた。母親がフィリピン人だという中島は、幼少期から母親を通して「ボルテスV」の思い出話をよく聞いていたという。中島が本作に参戦することが決まると、母は「自分が日本で生活をして結婚して、娘が生まれて、声優になってボルテスチームの一員になる未来があったんだな」「こんな未来ある⁉︎」と驚いていたとのこと。中島は「母は今日のお昼の回に観に行ってくれて。『最高だった。子どものころに戻れた』と言ってくれました。親孝行できた」と喜びを噛み締めていた。

会場に駆けつけたマーク A. レイエス V監督
会場に駆けつけたマーク A. レイエス V監督

客席には、来日を果たしたスティーヴ・アームストロング役のミゲル・タンフェリックス、マーク・ゴードン役のラドソン・フローレス、ジェイミー・ロビンソン役のイザベル・オルテガ、オスカー・ロビンソン役のガビー・エイゲンマン、プリンス・ザルドス役のマーティン・デル・ロザリオも着席していた。来日ゲストを代表してステージに上がったマーク A. レイエス V監督は、会場を見渡して感無量の面持ち。「いろいろなレビューが上がっています。胸がいっぱいです」とたくさんのうれしい感想も目にしていると笑顔を見せ、「皆さん、すばらしい演技、すばらしい吹替をしてくださった」と吹替キャストを絶賛。「フィリピンでお仕事をしてくださるなら、ボーナスをお支払いします」と茶目っ気たっぷりに話していた。

イベントの締めくくりに小林は、「フィリピンの制作陣の方々の“愛の結晶”と言っても過言ではないクオリティ」と改めて惚れ惚れ。周囲から参加できてうらやましいという言葉も浴びているといい、「日本を代表して携われていること、うれしく思っています」と語った。最後には会場も一緒に「レッツ・ボルト・イン!」と発声。制作陣と会場の熱い想いが一体となった舞台挨拶となった。

取材・文/成田おり枝

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