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【40代の企業事情】1日10時間以上勉強、資格取得、計画の切り替え……かがやき隊3人のケースを紹介

  • 2024.10.18

アラフォーで新しい分野に飛び込んで開業したかがやき隊の3名に、開業までの道のり、苦労したことなどについて聞きました。自らの意思による進路選択は、人生100年時代の大きな足がかりになりそう。


【40代は企業の適齢期!】

アラフォーで起業したかがやき隊の3人

コロナ禍で開業資金が半分に、 2段階に切り替えた

大西 ネイルサロン、もとは友だちと一緒に開業するつもりだったのが、コロナ禍でタイミングがズレて、結局ひとりでやることに。 安江 じゃあ開業資金も半分に?大西 そう。だから当初考えていたやり方から随分切り替えた。 北澤 必要な妥協もあるよね。 大西 それで最初は自分がわかる化粧品とネイル用品のネット販売から始めて、ある程度の資金が貯まったら実店舗を持つ、という二段階計画に変更したの。 安江 経営の勉強とかは? 大西 手近なことだけかな。税理士さんの本やYouTubeを見て、税金の基礎知識は習得したよ。

[大西さんの企業秘話]

「会社設立の流れの中で、2冊の本を迷った時に繰り返し読んでいました」(大西さん)

「磯崎哲也著『企業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと』は、頻用単語ページまであり実用的。『日本一わかりやすいひとり社長の節税』も参考に」(大西さん)

計画通りにいかないこともあるので 切り替えて進んでいく

北澤 なかなか計画通りにいかないのは、すごくよくわかる。わたしもサロンのオープン予定日が緊急事態宣言で2ヶ月延期になって。当初はマシーンを3台稼働するつもりでスタッフも7人体制だったけど、半分の規模に縮小するしかなかったんだよね……。 大西 大変だったね。その後はどうやって持ち直したの? 北澤 大手サロンで脱毛の価格破壊があったり、その後もいろいろあったけれど、うちは小さいサロンらしさを活かしていこうと切り替えたの。例えば、コースを組んだら行かなくても自動引き落としされるとか、キャンセル料が発生するのはやっぱ嫌だから、うちの場合は、都度現金払いOKにしたり。そういうお客さん目線のサービスもあって、口コミや紹介で来てくれる方が増えているんだと思う。

[北澤さんの企業秘話]

「これからはメンタルの健康も意識したサロン作りに邁進していきたい!」(北澤さん)

「サロンの開業にむけて、脱毛認定士、フォトフェイシャル、防火防災管理者の資格、食品管理者の資格を取りました」(北澤さん)

宅建→行政書士→社労士と 順を追って資格を取得

安江 みんながんばってるなぁ。わたしの転機は専業主婦だった30代半ばの頃、司法書士の勉強をしていた友人の姿に触発されたのがきっかけで、約3年間で宅建、行政書士、社労士の資格を取ったの。若い頃に体が弱くて大学進学できなかったのがずっと心残りだったけど、資格を取り始めたらものすごい達成感を感じられた。 北澤 勉強は大変だった? 安江 基本は短期集中。直前の3週間は1日10〜16時間くらい勉強したかも。宅建を最初に取ったんだけど、次に社労士を取ろうと思ったら、大卒・短大卒以外は行政書士を持っていないと受験資格がなかったから、先に行政書士を取って、最後に社労士を受けて。 北澤 コツコツ努力と行動力がすごいね。思いがあっても、動かなかったらゼロと同じだもんね。 大西 そうだよ。40代で新しく何か始めるなら、計画が完璧に整うまで待たないで、見切り発車でも動いた方が断然いいと思う。

[安江さんの企業秘話]

「自分のオフィスを開設する前は、社労士の事務所に5年間勤務しました」(安江さん)

「資格取得は、金沢から栃木への夫の転勤に同行したことで環境が変わり、自分時間が増えたことも挑戦の理由です」(安江さん)


撮影=松橋晶子 取材・文=土谷沙織 ※GLOW2024年10月号より

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