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【長野】これがリアル“ジブリの世界"!日本の絶景登山日記-八ヶ岳《にゅう》徹底レポ

  • 2024.10.19

「もののけの森」と呼ばれる、まるでジブリ映画の世界が広がっているかのような美しい森があるのをご存じでしょうか?

今回はそんな神秘的な森の絶景が広がる、長野県の北八ヶ岳の一つ【にゅう】という山へ行ってきました!

登山初心者の方でも気軽に登れる低山なので、ぜひ秋のお出かけスポットとして足を運んでみてください✨

日本が誇る絶景スポット『八ヶ岳』

山好きの方なら一度は足を運ぶであろう、国内でも最高峰の人気を誇る山「八ヶ岳」は、長野県から山梨県にかけて南北30キロにも連なる山岳地帯で、日本百名山の一つにも指定されています。

山の愛好家たちがこの八ヶ岳に魅了されるのは、何よりそこから見える景色の美しさ。

登山が趣味の私も勿論、大好きな山の一つです。

登山というと「体力に自信がない」「丸一日かかって疲れる」MORE読者の女性たちは特に「日焼けする」心配など、あまり前向きな気持ちがない方も多いかもしれません。

八ヶ岳も本格的な装備が必要な山の一つではありますが、この山岳地帯の中にいくつもの美しい低山が潜んでいます。

今回ご紹介する【にゅう】もその中の一つ。美しい八ヶ岳連峰の中でありながら、比較的短時間で登れる山であり、さらに森林の木陰を歩くので日焼けの心配も少ないという、気軽に絶景登山を楽しめるお勧めの山なのです✨

今回は実際に歩いてきた私が山で体験した絶景やグルメの写真と共に、八ヶ岳【にゅう】の魅力をお伝えしたいと思います!

一歩目から広がる神秘的な『コケの森』

いざ、にゅうの山頂を目指して出発。

登山道入り口から早速、1人で入るには少し勇気がいるような森林が。

実はこのにゅう山頂に向けて通る森は、日本の貴重なコケの森として認定されている北八ヶ岳の自然休養林なのです。一歩入るとそこからは、まるで映画の世界のように鮮やかな緑のコケに覆われた森林が広がっています。

森の中心部に位置する『白駒の池』の周りにいくつもの森が広がっており、それぞれの森の美しさを堪能しながら歩くことができます。

なかでも圧巻の絶景だったのが、地図上部に位置する『もののけの森』。こちらは後ほどじっくりとご紹介します!

出典:MORE【白駒の池】池一周は約45分

山道入り口から15分ほどで、あっという間に白駒の池に到着。
森に囲まれた池は静かで美しく、季節によっていろいろな表情を見せてくれそうですね。

ハイキングを目的としている方は、山頂には登らずこちらの池周辺を散策するコースでも十分に楽しむことができますよ!

まるでジブリの世界?!本当にあった『もののけの森』

白駒の池からさらに歩くこと10分ほど…ついに到着しました『もののけの森』
その名の通り、そこにはあのジブリ映画もののけ姫に出てくるような神秘的なコケの森の世界が広がっていました。

一帯に広がる美しいコケの緑に木漏れ日の光が当たり、その美しさは映画でしか見たことのない絶景でした。

こちらの森を代表する苔はムツデチョウチンゴケというものだそう。

コケをここまで間近で観察することはあまりないので、この機会にじっくり見てみました。最新のiPhoneやカメラなどで思わずズームして撮りたくなる繊細な美しさです!

そんな美しいコケに覆われた森の木々は力強い迫力もあり、沢山のエネルギーやパワーを感じることができます🙌

マップやネットには歩行の目安時間が書かれていますが、この絶景を目の当たりにするとつい足が止まってしまうはず。私はカメラの手が止まらず、2倍の時間はかかりました。(笑)

出典:MORE⚠️もののけの森を抜けると木道がなくなり、岩や木の根の間を通り抜けながら歩く少し足場の悪い道も歩きます。ここからにゅう山頂へ向かう方は、しっかりとした登山靴の準備が必要です。

山頂の絶景を堪能する

登山道入り口から2時間弱ほどで、にゅう山頂へ辿り着きました。
お天気が良いと写真のように富士山のシルエットがはっきりと見えて感動します!

9月の長野はすでに東京より10℃低く肌寒い気温でしたが、山頂まで登ると身体もポカポカに!
Tシャツ一枚で最高の絶景との一枚をパシャリ📸最高に気持ち良い〜!!

出典:MORE⚠️これからの季節登る方は、山頂は特に気温がかなり低くなりますですので、上着の他にライトダウンなども必ず携帯してくださいね!

山頂はとても面積が小さい代わりに、360度見渡せるようになっているので、富士山と反対の方面には今まで歩いてきた森林や白駒の池も見ることができます。

出典:MORE私は山頂で食べるおにぎりが大好物! 岩山のてっぺんに座って風に煽られながら、スリル満点のお昼ご飯をいただきました😂

山小屋グルメを楽しみたいなら『黒百合ヒュッテ』へ

にゅう山頂まで歩いてまだ余裕のありそうな方はぜひ、隣の天狗岳の方面にある山小屋『黒百合ヒュッテ』へ向かうことをお勧めします。

出典:MORE⚠️トイレは山小屋付近に併設されていることがほとんどですが、通常¥100〜¥200かかりますので小銭を持ち歩くことを忘れずに!

黒百合ヒュッテは宿泊は勿論、山小屋飯だけを堪能しに来る登山客が多いほどグルメで人気の山小屋です。

中でも人気のビーフシチューを今回は注文してみました。山の木々に囲まれながら頂く、程よい甘みのある濃厚なビーフシチューは絶品でした!

持ち寄った茶葉やガスでチャイラテを作ったり、焼きマシュマロを食べたり…こういった時間も、私が山で過ごす楽しみの一つです。

そこからさらに2時間ほど、登山入り口方面に戻ったところにある高見石小屋の揚げパンも人気の山小屋グルメです。
⚠️今回は15時頃に到着したら既に売り切れだったので、揚げパン目当ての方は歩くルートも予め考えておくと良いと思います◎

山小屋巡りをし登山道入り口に戻るまでの道は、少し急ながら先ほどまでとはまた違った絶景が楽しめました。

こちらのルートを歩く場合は、登山道入り口のような整備された木道がほとんど無いため、しっかりとした装備をした上で、山を歩き慣れている方と一緒に歩くことをお勧めします。

どこまでも広がるコケの森は、1日のうちにさまざまな表情を見せてくれ、忘れられない絶景旅になりました。

日常に疲れた心も癒される、最高のリフレッシュになることはきっと間違いありません。
ぜひカメラを持って歩いてみてはいかがでしょうか?

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