ワン・ダイレクションのリアム・ペイン、死因が判明

ワン・ダイレクションのメンバーとして人気を博すも、31歳の若さで亡くなったリアム・ペインの死因が明らかになった。地元当局の検死官は「ピープル」に対し、検視で認められた25カ所の怪我は「高所からの転落によるものと一致する」「頭部の傷は死に至るに十分だった」と述べ、頭部と胸部、腹部、手足における「内外の出血」が死因であると認めた。

防御創は見受けられず、第三者の関与を示す傷はなかったとされる。アルコールや薬物の影響が疑われているが、毒物検査報告はまだ保留中だ。また「ページ・シックス」によると、リアムは転落時、意識不明かそれに近い状態だったという。「遺体の向きや落下によるケガの状況から、ペインは反射的に身を守る体勢を取っておらず、意識混濁もしくは完全に意識不明な状態で転落した可能性がある」と地元当局関係者が明かしている。

リアムは10月16日（現地時間）、 アルゼンチン・ブエノスアイレスにあるカサスール・パレルモ・ホテルにて、31歳の若さで亡くなった。3階の部屋のバルコニーから転落し、駆けつけた救急隊員によりその場で死亡が確認された。この直前には、ホテルのロビーでノートパソコンを破壊し、従業員に部屋まで連れ戻される姿が目撃されている。ホテルの従業員は、「ハイになり、酔っている客がおり、意識があるときは部屋を破壊しているので、誰か派遣してほしい」と警察に通報。バルコニー付きの部屋にいるため、自分の命を危険に晒す心配があると訴えていたそうだ。

地元メディアによると、破壊された部屋には薬物を使用するための道具やアルコールが残されており、死亡当時リアムは薬物やアルコールの影響下にあったとみられる。また、一緒にアルゼンチンを訪れていた恋人ケイト・キャシディは、10月14日（現地時間）にアメリカへ帰国。当日は女性2人が彼の部屋に出入りしていたが、亡くなる数時間前には立ち去っていたという。

リアムの訃報を受け、ワン・ダイレクションのメンバーであるハリー・スタイルズ、ルイ・トムリンソン、ナイル・ホーラン、そしてゼイン・マリクはグループのインスタグラムで連名で声明を発表し、後にそれぞれ個人アカウントでも追悼メッセージを公開している。

Text: Tae Terai

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