「黒い感情」を感じるSNSに縛られず、自分の気持ちを満たす方法

つくづく、女性にはなぜこんなにも社会においてたくさんの課題が目の前に広がっているのだろうと思う。
女性の社会進出はとてもいいことだと思うが、男性と同じようなレベルで働くようになった女性がとても多くなった。

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「働く」ということだけでも心身への負担はとても大きいと思うが、ライフステージのことを考えると、結婚や出産のことも自ずと視野に入ってくる。
結婚や出産をする時期、そもそも出会いの場に繰り出さなければならない、などなど。
仕事だけでも手一杯なのに、自分自身のプライベートのことも同じくらいの比重で考えていかなければならないのかと、20代を少し過ぎたくらいから頭上にずしっと重しがのしかかってきたことを覚えている。

せめて年齢のことだけでも隅に置いておけるのなら楽なのだが、35歳以上は高齢出産にあたるという情報もあったりと、色々と追い討ちをかけてくる。
それにどれだけ時代が進んだとしても、子どもを産むことは女性にしかできない。

出産をしたとして、ある程度子どもが育ったと思ったら、次は復職して仕事をする。仕事と育児の両立に加え、ママ友との関係、職場の人間関係、親戚付き合いや姑との関係など。
1人で担うには多すぎる様々なミッションを乗り越えなければならない。
さらに、年齢を重ねるたびに肌のシミやくすみも目立ち始め、今までのスキンケアでは太刀打ちできなくなってくる。はぁ。ため息をつきたくなる。

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でも、いい面もたくさんある。以前に比べて自分自身である程度の選択を自由にできるようになった。
結婚しなくても自分で稼いで生活することも出来るし、関わる人も自分である程度選択することができる。行きたいところにも1人でどこにだって行けるようになった。
ただ、そんな自由になった世界でも、私が「もうやめたらいいのに」と思うものがある。それは「SNS」だ。

SNSの中でも特に私は「Instagram」が苦手だ。
煌びやかに見える写真達が、世の中で頑張っている女性達に追い討ちをかけているように思う。
仕事で忙しい時に海外旅行に行っている友人の投稿や、「結婚しました」という報告の投稿をみて嫉妬をする。子どもとの充実した投稿を見ると「なんで自分には子どもができないのだろう」などと思う。感じなくてもいいような黒い感情を感じる機会が増えた。
Instagramで見せている世界なんて、その人の生活のほんの一部でしかないということは頭で分かっているのに、見えている世界が全てのように思えてしまう。

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でも、私は世の中の女性達は本当によく頑張っていると思う。むしろ頑張りすぎなくらいではないかと思う。
だから、人の幸せをあえて覗きにいかずに、自分だけの幸せに焦点をあてて自分自身の生活に集中してほしいと思うし、今の生活に満足できない部分があったとしても、もうそのままで十分頑張っている。
どうしても人と比べてしまうことはあるが、自分自身のメンタルを削ってまで比べるものではない。

SNSを通して人のプライベートがより見えてしまう世界になってしまった。
というよりも、自分自身のプライベートを自慢し合う世界になったように思う。
SNSをやっていることが当たり前の世の中になってしまったが、SNSに縛られずに自分の世界を広げられたら、どれだけ豊かで幸せに感じられるだろうか。
容姿、社会的地位、「いいね」の数やコメント数。人からの評価で測るのではなく、自分の物差しをしっかりと持って生きていけたら、どれだけ気持ちが満たされるだろうか。

そのままの、ありのままのあなたで十分素敵ですよ。
そう、自分にも言って聞かせて生きていきたい。

■かことのプロフィール
読書、ゲーム（特にポケモン）、音楽を聴くことが大好きです。 癒し系旦那と2人暮らし