双子妹が略奪宣言「私が社長夫人になる」夫「社長は妻だけど」まさかの勘違い妊娠劇！略奪未遂の顛末

私は30代の兼業主婦。夫と二人三脚で会社を経営しています。毎日本当に楽しくて、ビジネスと家庭のバランスを上手に取りながら、幸せな日々を過ごしていました。

私には性格も顔も似ていない、双子の妹がいます。彼女は何かと私に対抗しようとし、私が新しいことを始めるたびに同じことをしようとします。そんな妹とは距離を置くようにしていました。しかし……

ある日、妹が突然わが家に現れたのです。妹は結婚式以来に会う夫を見て、「前に会ったときと何か違う！雰囲気が変わったね、ちょっといいかもぉ～♪」と、ニヤニヤしながら夫を見つめています。

夫に向けたその言葉に、私は嫌な予感を隠し切れませんでした。

妹はその後、しばしば家の周囲に現れるようになりました。明らかに夫をターゲットにしている様子。私たちはあまり気にしないように過ごしていましたが、ある日突然、夫の電話に妹からの着信が。

夫がスピーカーホンにして出てみると、「私よ！あなたの妻♡ 忘れちゃたのぉ～？『妊娠したから結婚して』って言ったら『いいよ』って言ったじゃないの」という意味不明な言葉に、夫も私も驚愕しました。

妹は夫と付き合っていると言い、妊娠したというのです。

しかしよく話を聞いていくと、相手は夫ではなく、見た目がそっくりな夫の弟でした。彼はおだやかでやさしい夫と性格が真逆で、常に金を無心していました。

妹は義弟を夫だと勘違いして近づいたのでしょう。彼女は彼に「会社経営で必要だから」と言われ、お金も貸していたとか。

私たちは、妹が夫だと思っている人は夫の弟で、借金まみれだということ。そして会社の社長は私で、夫は秘書兼運転手であることを伝えました。

真実を知った妹は泣きついてきましたが、私は夫を略奪しようとしてきた妹を助けるつもりはありませんでした。

その後、妹は未婚のまま子どもを出産。子どもを親戚に預けて一生懸命働いているようです。義弟は音信不通になっています。

それぞれきょうだいの問題から解放された私たちは、これからも二人三脚で会社を経営し、幸せな家庭を築いていこうと心に誓いました。私のおなかには赤ちゃんが宿っており、これからの生活がより一層楽しみです。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

著者：ライターベビーカレンダー編集部／ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部