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<ドラゴンボール>“世界トレンド1位”ナメック人の出自で世界観広がりまくりの第1話「アニオリキャラにまで整合性やドラマが生まれた」

  • 2024.10.17
アニメ「ドラゴンボールDAIMA」の第1話が放送 (C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション
アニメ「ドラゴンボールDAIMA」の第1話が放送 (C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション

【写真】新作映像で描かれた魔人ブウ編にファン歓喜

国民的人気作品「ドラゴンボール」シリーズの完全新作アニメ「ドラゴンボールDAIMA」(毎週金曜夜11:40-0:10ほか、フジテレビ系/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)が10月11日より放送を開始した。本作は今年3月に急逝した鳥山明が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けており、日本のみならず世界的な大人気作。第1話が放送されるとXの世界トレンド1位に上り、変わらぬ人気ぶりと注目度の高さを証明した。(以降、ネタバレが含まれます)

新規映像で蘇った悟空たちと魔人ブウのヒリヒリする戦い

第1話「インボウ」では、悟空(CV.野沢雅子)たちのこれまでの冒険が語られたのち、大魔界と呼ばれる世界の住人であるゴマー(CV.森久保祥太郎)とデゲス(CV.榎木淳弥)が登場。彼らが見つめるモニターに映っているのは、復活した魔人ブウ(CV.塩屋浩三)と悟空たちの戦いとその顛末だ。

熱狂的なファンを数多く持つ魔人ブウ編のダイジェストが、今のアニメクオリティーで映像化されたことに視聴者は歓喜。SNSには「新規作画の魔人ブウ編振り返り最高か」「もうほんまに泣きそう」など喜びの声があふれた。

大魔界の王であったダーブラ(CV.大友龍三郎)と彼を操っていた魔導師バビディ(CV.島田敏)がブウに殺され、ブウも悟空に倒されたことで、恐れる者は全ていなくなったと喜ぶデゲス。ゴマーは大魔界の次期キングとなるほどの人物のようだが、研究者のドクター・アリンス(CV.日笠陽子)に悟空たちが大魔界へ乗り込んでくるかもしれないとささやかれ、顔色を変える。

アニメ「ドラゴンボールDAIMA」第1話より (C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション
アニメ「ドラゴンボールDAIMA」第1話より (C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション

ゴマーの口から明かされたナメック人の驚くべき出自

ゴマーは残された脅威を排除すべく3つの願いを叶えてくれる地球のドラゴンボールを使い、悟空たちを子どもにして無力化しようと目論む。

この計画のキーマンとなるのが、ナメック人のネバ(CV.中博史)だ。老いてヨレヨレのネバはとぼけた発言が多く、見ているこちらが大丈夫なのかと不安になるほど。ところが、ゴマーとデゲスに同行して地球に降り立ったネバは、石になっていたドラゴンボールを瞬時に元に戻し、みるみるうちに手元へ7個とも吸い上げてしまう。

ナメック人といえば、テレパシー能力、卵による繁殖、ドラゴンボールを創り出せる龍族の存在などが知られるところ。ゴマーの口から彼らが大魔界の出身であることが語られ、衝撃を受けると同時に、超常的な能力が腑に落ちた視聴者も多かったようだ。ゴマーの発言直後からSNSには、「ナメック星人が暗黒魔界出身だとは」「あのナメック星人、チート爺さんって呼ばれてて本当に草」といったコメントがあふれ、中には「『耳が長い種族のルーツは魔界』のピースが追加された事で 作中不思議な術を持つナメック星人やヤードラット星人、 神-界王-界王神という上位存在と付き人の素質、ピッコロ大魔王、果ては神の座を狙う魔族なんてアニオリキャラにまで整合性やドラマが生まれた」と分析する人もいた。

アニメ「ドラゴンボールDAIMA」第1話より (C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション
アニメ「ドラゴンボールDAIMA」第1話より (C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション

先の展開が分からない完全新作ならではのアツさ

9歳になったトランクス(CV.草尾毅)の誕生日パーティーが開かれる中、悟空たちに降りかかる陰謀、そしてゴマーの願いにより子どもに戻されてしまう悟空たち。初回は衝撃的なシーンで幕を閉じたが、ミスター・サタン(CV.石塚運昇)や東の界王神(CV.太田真一郎)らが集うパーティーの団らん風景、満腹になったとたんにベジータ(CV.堀川りょう)に修行を持ち掛ける悟空など、「ドラゴンボール」らしいシーンが満載の見ごたえのある内容だった。

放送終了後もSNSには続々と視聴者から感想が寄せられ、「作画良すぎる最高」「既存設定を深掘りしていることも含めてアツい!」といった絶賛が相次いでいた。次回予告のフォーマットもこれまでのテレビシリーズとはガラリと変わり、タイトルと数秒のワンシーンだけというもの。完全新作なだけに先の展開がまるで分らず、「結局お前ら何者よ!」「次回以降のワクワク感がハンパない」「ドラゴンボールワールドまだまだ広がってくれて最高」など、ファンの熱はさらに高まりを見せている。

■文/帆刈理恵(スタジオエクレア)

アニメ「ドラゴンボールDAIMA」第1話より (C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション
アニメ「ドラゴンボールDAIMA」第1話より (C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション
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