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【ヤオコー】321円「煮物炊合せ」、まさに絶品! “デパ地下に負けない”は本当だった

  • 2024.10.17
【ヤオコー】321円「煮物炊合せ」、まさに絶品! デパ地下に負けないは本当だったの画像1
ヤオコーの外観(写真:サイゾーウーマン)

関東一円に展開するスーパーマーケットチェーン「ヤオコー」。同チェーンが“自慢の惣菜”として挙げている2品を、熱烈な「ヤオコー」ファンである体重100キロ超えのグルメライターが購入し、その味を確かめてみました。

目次

・【ヤオコー】“デパ地下に負けないこだわり”の惣菜2品は?
・2020年“ポテサラ論争”とは? 惣菜に圧倒的感謝!
・321.84円「王道ポテトサラダ」実食!
・321.84円「自社製煮物炊合せ」実食!
・きっちりとハイレベルな味の2品

【ヤオコー】“デパ地下に負けないこだわり”の惣菜2品は?

株式会社ヤオコーが運営し、関東一円に展開するスーパーマーケットチェーン「ヤオコー」。9月には以前紹介した久喜吉羽店に加え、東鷲宮と2店舗をオープンし、店舗数を191まで伸ばすなど、好調を維持しているようです。

同チェーンに通いつめ、こよなく愛している筆者は、公式スマホアプリを利用しています。このアプリでは、クーポンやポイントのほかに、オススメ商品やキャンペーンを紹介するニュースが配信されているのです。

10月4日に公開された「ヤオコー自慢のこだわり惣菜 野菜編」という記事では、最近リニューアルした「自社工場発 王道ポテトサラダ」「自社製煮物炊合せ」という、野菜メインの2品が“デパ地下に負けないこだわりが詰まった”商品として紹介されていました。

特に、ポテトサラダについては、9月から新じゃがを使用しているため、“みずみずしい今だけの美味しさ”とのことです。

2020年“ポテサラ論争”とは? 惣菜に圧倒的感謝!

惣菜やPBなど、オリジナル商品におけるレベルの高さが「ヤオコー」の魅力の一つであると考えている筆者は、これらの商品の味をぜひとも確かめてみたくなったため、店舗を訪れ、購入し実食することにしました。

いささか話は脱線しますが、2020年にネット上で“ポテサラ論争”という一大論議が巻き起こったのを覚えているでしょうか。SNSのX(当時はTwitter)ユーザーが、スーパーの総菜コーナーでポテトサラダを買おうとした子連れの女性に、高齢男性が「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」と批判されるシーンを目撃したと投稿。

これについて、ポテトサラダを自宅で作る場合はかなり手間がかかるという指摘や、子どもがいる母親に手作りの料理を強いるということについての批判が相次ぐこととなりました。

料理を趣味とする筆者はこの論争の際、これらの指摘についてはまさにその通り(ポテトサラダと同じくじゃがいもを使う料理としては、コロッケなどもかなり面倒だと思います)だと深く納得。

「作るのが面倒なメニューを販売してくれるコンビニやスーパーなどに圧倒的感謝!」と思う一方で、「手間以外にも残った材料が厄介な面もあるんじゃないかな」と感じた記憶があります。

例えば、ポテトサラダをイチから作ろうとした場合、メインとなるジャガイモやマヨネーズのほか、具となるニンジンやキュウリ、玉ねぎ、人によってはりんごなどの少量使う生鮮食品についても、ストックがない場合は購入しなくてはなりません。

大家族の方などはそれでも多くの量を消費することができるため使い切れる可能性がありますが、1人や2人向けにポテトサラダを作ろうとすると、少量しか使わない具材はかなり余ってしまい、後日それらの消費を強いられることになります。

こうした要因もまた、ポテトサラダを自作することに対する障壁となっており、惣菜コーナーのポテトサラダを買うべき大きな理由ではないかと考えたのです。煮物に関しても、味をしっかり染みさせることや、具材を購入する際、どうしてもある程度以上の量を作ることが求められてしまうという同様の側面があると言えるでしょう。

……と、ここまで惣菜でこれらを買うメリットについて散々語った上で手のひらを返してしまうことになりますが、筆者は一回の食事量がかなり多い食いしん坊である上、何食か同じメニューが続くのをいとわないタイプ。

ポテトサラダはもちろん、煮物についても食べたくなると大量に作り、何食かにわたって楽しみ続けるということをしてしまうため、今回「ヤオコー」が激推しした2品については、今まで購入したことがありませんでした(ヤオコーさん、すいません!)

【ヤオコー】321.84円「王道ポテトサラダ」実食!

【ヤオコー】321円「煮物炊合せ」、まさに絶品! デパ地下に負けないは本当だったの画像2
今回購入した2品(写真:サイゾーウーマン)

長年ヤオコーを利用しながら、初邂逅となるこの2品を楽しみにしながら店舗に購入に向かいました。売り場に向かうと、ちょうど「自社工場発 王道ポテトサラダ」が20%増量キャンペーンを行っているタイミングだったようで、ちょっとハッピーな気分に。

同商品はS、M、Lと3つのサイズが販売されており、上記したような少人数での消費に対応するような商品も置かれていることに感心しつつも、たっぷり食べたい筆者は321円のLサイズを購入。

「自社製煮物炊合せ」は、売り場にはポテトサラダのLサイズと同価格の321円のパックしか見当たらなかったため、こちらを購入することにしました。

帰宅後、さっそくこれらの商品の実食を行いました。まずは「自社工場発 王道ポテトサラダ」から試すことにします。

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「自社工場発 王道ポテトサラダ」のアップ(写真:サイゾーウーマン)
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20%増量を示すシールが貼られていました(写真:サイゾーウーマン)
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裏面の栄養表示。1包装あたり291.6kcalとそこそこにヘビー(写真:サイゾーウーマン)
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ふたをとったところ(写真:サイゾーウーマン)
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具はハム、にんじん、きゅうり、玉ねぎ(写真:サイゾーウーマン)
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いわゆる“はんごろし”になっているじゃがいもの食感が◎(写真:サイゾーウーマン)

“王道”と名の付く通り、濃厚なマヨネーズのコクとうまみが、想像通りのポテトサラダの味わいといったその商品。

アプリの記事で推していた新じゃがの食感も、完全なマッシュポテトではなく、じゃがいもの粒がのこった“はんごろし”の状態で、シャキシャキとホクホクが混在するものとなっており、かなり好みでした。

ハムやきゅうり、にんじんといった具もアクセントとしてかなり機能していましたが、個人的には玉ねぎがかなり小さすぎるのがネック。筆者が自作するポテトサラダでは、筆者が不器用であることから玉ねぎの粒がかなり大きいものとなってしまっており、それに慣れているのかもしれません。

とはいえ、お手軽さも加味すれば、かなりハイレベルな商品であると言えるでしょう。

【ヤオコー】321.84円「自社製煮物炊合せ」

続いて、「自社製煮物炊合せ」を実食していきます。

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「自社製煮物炊合せ」のアップ(写真:サイゾーウーマン)
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裏面の栄養表示。1包装あたり95.1kcalとヘルシー(写真:サイゾーウーマン)
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ラップをとったところ(写真:サイゾーウーマン)
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具の種類ごとに並べなおしたところ。鶏肉、だいこん、ごぼう、こんにゃく、にんじん、ふき、れんこん、しいたけの8種類(写真:サイゾーウーマン)
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具の中で筆者的ベストはごぼう。力強い味わいと食感にしっかりと出汁の味が絡まり最高でした(写真:サイゾーウーマン)

こちらの商品のウリはさば、いわし、そうだかつおの3種類の“ふし”と昆布、椎茸を材料とした自家製白だしとのこと。この白だしを使い、それぞれの食材に合わせて炊き上げているそうです。ウリとなるだけあって、甘辛さがメインとなりつつも、かなり濃厚なだしのうま味を感じる味わい。個人的にはかなり好みでした。

特においしかったのはごぼうで、素材の力強い香りと食感を生かしつつも、しっかりと味染みするよう炊き上げられた味わいはまさに絶品。自慢のだしが存分に含まれただいこんも、まさに至福ともいえる味の完成度でした。

ほかの具もかなりハイレベルな味わいでしたが、凍みこんにゃくのような、表面がザラザラとした食感のこんにゃくはかなり印象に残る一品。だしの絡みや染み込みやすさを考慮した加工かもしれません。

唯一残念だったのはれんこん。ホクホク感があるほどに火が通っていないものの、サクサクと言えるほどでもない中途半端な硬さは個人的にはちょっとないかな……というのが正直な感想です。

とはいえ、全体的にはここまでしっかり煮込まれた煮物を手軽に購入できるというのは、素晴らしいことだと思います。

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鉄板のおいしさであるだいこんが次点(写真:サイゾーウーマン)
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こんにゃくは凍みこんにゃくのようなザラザラとした表面の食感が印象に残る味。これはこれでアリかも!(写真:サイゾーウーマン)
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れんこんはホクホク感がなく、硬さが変に残っているのがちょっと微妙(写真:サイゾーウーマン)

【ヤオコー】きっちりとハイレベルな味の2品

作ると手間のかかる料理をお手軽に楽しめるだけにとどまらず、きっちりとハイレベルな味に仕上がっていた「自社工場発 王道ポテトサラダ」「自社製煮物炊合せ」の2品。

筆者は「ヤオコー」の総菜コーナーを通る際に、メンチカツやとんかつ、アジフライなど、買うつもりのなかったものをついつい手に取ってしまうことがあるのですが、今回の取材を経て、新たな“衝動買い候補”が増えてしまったかもしれません。皆さんも、ヤオコーが“激推し”するこれらの商品を試してみてはいかがでしょうか?

阿左美賢治(ライター)
中学3年生で体重100kgを超え、全盛期の30代前半には200kgを超えた業界最大級の巨漢ライター。焦って低糖質ダイエットを始め、150kgまで減量に成功したものの、近頃は再びリバウンド気味となっている。自宅で低糖質スイーツを作るのが趣味だが、コンビニやスーパーで見かける糖質たっぷりスイーツの誘惑に負けることも多々。

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