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朝の白湯で冷えを改善。やさしく胃腸を起こして体の芯から温まろう

  • 2024.10.16
朝の白湯で体の芯から温まり、冷えを改善 (C)Rhetorica/PIXTA
朝の白湯で体の芯から温まり、冷えを改善 (C)Rhetorica/PIXTA

仕事に家事に育児、毎日とても忙しい!

日々の疲れや不調を解消できずに引きずっている人、多いのではないでしょうか。

何をやるにしても、健やかな心と体が不可欠。体に蓄積してしまう不調の芽を早めに摘み、自分の体と心をいたわるためのヒントを、鍼灸師である田中友也さんが教えてくださいます。

放っておいてしまっていた「なんとなく不調」をなんとかするため、ぜひ参考にしてみてください!

※本記事は田中友也(著)、くぼあやこ(イラスト)の書籍『不調ごとのセルフケア大全 おうち養生 きほんの100』から一部抜粋・編集しました。

「冷えを改善する朝の白湯」

寝起きに水シャワーを浴びれば体はビックリしますが、それは胃腸も同じこと。

朝一番は、温かい白湯を少しずつ飲んで、やさしく胃腸を起こし、体の芯から温めましょう。

汗をかいた寝起きの体は軽い脱水状態になってしまいがち。

そこに冷えた水をたっぷり飲むと、胃腸はガツンと冷え込みます。

常温水も、体温と比べると20度近く違うことを知っておいて。

逆に体温に近い白湯なら、内臓に負担なく、代謝も上がって冷えにくくなります。

朝だけでなく普段から冷たい飲み物を白湯に変えてみると、胃腸は元気に!次のような効用が期待できます。

■白湯の効用

1 冷え症を改善

2 胃腸の働きを活性化

3 基礎代謝アップ

4 デトックス作用(便秘、むくみ解消)

5 美肌効果(ニキビや乾燥肌の予防)

6 リラックス効果

7 血流改善

「朝の白湯」で冷えとり生活しよう

「朝の白湯」で冷えとり生活しよう (C)田中 友也、くぼ あやこ/KADOKAWA
「朝の白湯」で冷えとり生活しよう (C)田中 友也、くぼ あやこ/KADOKAWA

・朝にコップ一杯、沸かした湯を飲むことを習慣づけよう。

時間がない!という朝は電気ポットや電気ケトルでも。毎日続けていると体調などで味わいが違ってくる。

・モーニングコーヒーが習慣なら、白湯→コーヒーの順に。コーヒーは眠気覚ましのプラス作用はありつつ、基本的にカフェインの摂り過ぎは胃腸の弱い人にはマイナスに。

正しい「白湯」の作り方

「白湯」とはいったん沸騰させた湯を適温に冷ましたもの。この作り方だとおいしいので、お試しを。

正しい「白湯」の作り方 (C)田中 友也、くぼ あやこ/KADOKAWA
正しい「白湯」の作り方 (C)田中 友也、くぼ あやこ/KADOKAWA

1 やかんに水を入れ、沸騰するまで強火で沸かす。

2 やかんの蓋を取り、大きな泡が出るくらいの火力にして、3~10分その状態を維持する。

3 火を止め、50度くらいになるまで自然に冷ませば完成!「すすり飲む」感じで、湯をゆっくりと喉に通して。

NG

ホットコーヒーの飲み残しをなんとなく飲んでいない?

冷めたコーヒーは胃腸を冷やしてしまうので要注意。

■注意事項

・不調の症状については、必ずその症状があらわれるとするものではありません。あくまで可能性の1つとしての症状と養生のヒントになります。

・養生の効果には個人差があります。すべての方に効果があるとは限りません。

・妊娠中の方、特定の疾患や何らかの治療を受けている方は、養生を行う前に医師や専門の医療機関へご相談ください。また、養生が体に合わない場合、心身に異常や不快を感じた場合は、ただちに中断してください。

・本書の情報は2020年8月時点のものです。それ以降に、新しい見地が発表される場合もあります。

著=田中 友也、イラスト=くぼ あやこ/『不調ごとのセルフケア大全 おうち養生 きほんの100』

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