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夫「夜泣きがうるさい」双子育児から逃げ、鬼嫁だと義母に嘘。メンタル崩壊寸前の私を救った意外な人物

  • 2024.10.17

私は今、双子の育児に奮闘中。かわいいけれど、夜泣きには悪戦苦闘しています。おかげで私たち夫婦は、寝不足に。夫には何とかしてほしいと言われるのですが、私だってできることなら何とかしたいとは思っていて……。

寝室を別にするだけでは無理だと、夫は家以外の場所で眠ることを決めました。近くのホテルにいてくれたら安心ですが、金銭的なことを考えたら、少し遠いけれど義実家へ行くのがベスト。そういう結果になりました。

最近の夫は、特に朝が超不機嫌です。それは、私も迷惑に思っているので、夫の提案を受け入れることにしました。

風邪気味ワンオペ双子育児、夫に不満爆発

あれから3カ月。夫は相変わらず、実家へ毎夜泊まりに行っています。普段ならそれで構わないのですが、今夜だけは夫に家にいてほしい……。なぜなら、私も子どもたちも風邪気味で、私ひとりでは2人のお世話が厳しいのです。

事情を話し、夫に在宅をお願いしたのですが、答えはノー。風邪をうつされては困る、なおさら実家に行かないといけないとまで言われてしまいました。そこで、こんなときこそ一緒にいて、絆を深めるべきだと説得。ほとんど家にいないので、子どもたちがなかなか夫に慣れず、困っていることもありますし。

いくら言っても首を縦に振ってくれない夫に、私は不満がますます募りました。体調が悪いのでなおさらです。我慢の限界に達した私は、今までの不満をぶちまけました。家庭を顧みない夫の態度は、自分勝手に思えます。いつも屁理屈を並べて、言い訳をして、のらりくらり育児から逃げているのは明白。家事も手伝ってくれず、子どものように脱ぎ散らかしたり、やったことをやりっぱなしにしたり。不満に思っていたことを伝えると、夫はしぶしぶ在宅を承知してくれました。

しかし、夫はその夜、帰ってきませんでした。連絡がついたのは、翌日の夕方。夫は、あまりに仕事で疲れて無意識に実家へ帰ってしまったと言い訳を……。義母が用意してくれた栄養たっぷりのフルーツをたくさん食べたら疲れも取れたと、ひとりスッキリしていました。

のんきな発言を繰り返す夫にイラッ

「夜泣きがうるさいから今日も実家に帰るわ」
のんきな発言に、イラッとしました。

案の定、昨晩私は高熱を出してしまい、泣きながら子どもをあやしました。子どもたちも具合が悪いので、ずっと機嫌が悪く、一晩中泣きっぱなしの状態でした。ようやく寝たのは、今日のお昼。本当につらかったです。

それを聞いた夫は、これまたのんきな発言を繰り返します。

「双子って大変だよな」

え? 他人事? もう夫のことはあてにしないと決めた私。そう告げると、ころっと態度を変えた夫。

「俺も協力はするから」

明日は1日中家にいるだとか、ケーキのお土産を買おうかだとか、私の気分を良くしようといろいろ言ってきますが、そんなことは信じられません。家に帰るという約束を破ったばかり。

それに、夫のことはもう必要ないのです。
「もう引っ越したから大丈夫」
さっき荷物をまとめて、子どもたちと一緒に家を出てきたのですから。

心やさしい人たちに感謝

私は今、両親とともに実家に向かっています。わざわざ車で迎えに来てくれたのです。

実は早朝、わが家のインターフォンが鳴りました。子どもたちの泣き声だけでなく、私の泣き声まで聞こえてきたため、おせっかいかもしれないけどと心配して、お隣さんが訪ねてきてくれたのです。玄関先で私の話を聞いてくれ、実家に助けを求めるように助言してくれました。すぐ逃げる夫より、お隣さんのほうがずっと頼りになります。無能の夫、父親なんて必要ないと、はっきり思い知ったのです。

待て? 話せばわかる? どうせいつもみたいに言い訳をして、逃げるつもりでしょう。情けない言い訳も嫌味も、もう聞きたくない。夫にとって、昨夜は絶対に逃げてはいけない、最後のチャンスだったはず。それを逃したのですから夫はもう終わりです。

夫はその後、反省したので戻ってきてほしいと懇願。しかし、私にそんな気はありません。しかも、実の両親も義両親もみんな私たちの離婚に賛成、応援してくれています。

義母と話して初めて知ったことですが、夫は私に追い出されて帰ってきたと言っていたそうです。産後うつでヒステリックな鬼嫁にいびられた、かわいそうな夫を演じていたのだと知って、かなりショックでした。なぜ私が悪者なのでしょうか。

事実を知った義母は、泣きながら謝罪。そして、必ず夫に責任を取らせると誓ってくれました。夫はこれから大好きな実家に暮らしながら、義母の監督のもと養育費を送り続けることになります。

支えてくれた、お隣さんや、実の両親、義両親など、心やさしい人たちに心から感謝をしています。

ありがた迷惑、おせっかいなんて言葉があるように、人にやさしくするということは、簡単そうで意外と難しいものだったりします。しかし、家族や友人、知人に限らず、困っている人がいたら、今回のお隣さんのように手を差し伸べられる人でありたい、そうなりたいものですね。

【取材時期:2024年9月】

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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