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番組初めての危機、難所の連続も乗り越えて辿り着いた山奥の家…そこにあった親子の絆

  • 2024.10.16
【写真・画像】番組初めての危機、難所の連続も乗り越えて辿り着いた山奥の家…そこにあった親子の絆 1枚目
ABEMA TIMES

『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が10月13日に放送され、番組史上初めて一軒家にたどり着けない危機が訪れた。

【映像】車の接近アラームが常に鳴る細道

日本各地の人里離れた場所に、なぜだかポツンと存在する一軒家。そこには、どんな人物が、どんな理由で暮らしているのか!?衛星写真だけを手がかりに、その地へと赴き、地元の方々からの情報をもとに、一軒家の実態を徹底調査しながら、人里離れた場所にいる人物の人生にも迫っていく同番組。

今回まず発見したのは、徳島県北部の山の中にある白い屋根が特徴的な建物。空港から1時間半ほど車を走らせると、すでにあたり一面は山の景色。集落にある田んぼで作業中の女性(87)に声をかけるが、衛星写真を見てもピンとこない様子だ。地元の幼稚園の先生、さらに地元に詳しい住人を紹介してもらい、道すがら見かけた男性(71)にも聞いてみると、20年以上前から空き家であることが判明した。

諦めない捜索隊は、衛星写真で40キロほど離れた別の山の中にあるポツンと一軒家を発見。車の接近センサーが常に鳴るほどの狭い道を進みながら辿り着いたのは、急斜面に家が立つ集落。住民を見つけ話を聞くことができたが、お目当ての場所は2軒とも4年前に山を下り、空き家になっているということだった。絶望的な状況かと思われたが、少し離れた場所に高齢女性が住んでいる家があるという新情報を得ることができた。

住民の道案内と「ガードレールがない所があるから山寄りを走ったほうがいい」というアドバイスももらい、捜索隊は目的地を目指す。木々のトンネルを通り、高い場所にかかる橋を渡ると、ようやく建物が見えてきた。

急な取材にも笑顔で応じてくれたのは、87歳の女性と、その長男(61)。4年前に父を亡くして以来、長男は妻と2人の子どもたちを徳島市の自宅に残し、母の世話をするためにこの実家に戻って暮らしている。徳島市に帰るのは月1、2回だそうだ。「親孝行もろくにしてきていない。自分も歳とって、おかんも歳とったから、居てやったらいいかなと思って居るだけ。もう88歳で車に乗れないし、麓へ歩いて行くこともできない。ちょうど(自分の)仕事もあった」と経緯を語る。

一方の母親は「(徳島市で)子どもが待ってる。こっちに来るのに、『お父さん実家に帰るん?』って子どもが泣いて可哀想で。『私まだまだ1人で居れるから帰って来ることない。子どもに辛い目合わせて』って言っても、『親を1人にしてはようおらん』と。うれしい、ありがたい」と話していた。

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