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令和の「郎・朗」止めネームはひと味違う!?クラシックネームが今風に変化!今、人気があるのは?

  • 2024.10.17

昭和に多く見られた「クラシックネーム」が近年密かな注目を集めています。そんなクラシックネームのひとつ「~ろう」という名前は、昭和生まれ以前から男の子に多く見られていました。芸術家の岡本太郎さん、俳優の石原裕次郎さん、元プロ野球選手のイチローさんなど、著名人にも多い名前です。令和生まれの男の子の「~ろう」という名前は、かつての「ろう止めネーム」とは少し違っているよう……。2024年上半期に誕生した男の子に人気だった「ろう止めネーム」のランキングTOP10をご紹介します。

「ろう」止めネーム ランキングTOP10

「~ろう」のバリエーション

「ろう」という漢字は、「郎」と「朗」で人気を二分していました。

「郎」は、男性という意味を持つ漢字。男女の性差を感じさせないジェンダーレスな名前が流行する昨今ですが、名前に男性的な印象を与えます。

一方、「朗」は「朗らか(ほがらか)」というよみで用いられる漢字で、その言葉通り、明るく快活なイメージを持ちます。

「ろう」止めネームはどんな印象?

前述の通り、「ろう」止めネームは、近年人気を見せるジェンダーレスネームに反し、男性的な印象を与える名前です。また、以前からなじみのある響きは、古風なイメージを持たせるでしょう。

しかし「ろう」止めネームのランキングを見ると、近年名付けられている名前は、昭和以前の「ろう」止めネームとは少し違っていて、合わせる漢字に変化が見られます。

例えば、2位「りんたろう」の「りん」に多く用いられている「凛」や、9位の「そうたろう」の「そう」に多く用いられている「蒼」などは、近年流行を見せる漢字。昔ながらの「~ろう」という響きながらも、トレンドの漢字を組み合わせる名前が主流のようです。

また、「~ろう」という名前の著名人も、「ろう」止めネームの印象に影響を与えているのではないでしょうか。「ろう」止めネームの著名人を見ると、過去の偉人から今大活躍中の人物までさまざまでした。

例えば、冒頭でも名前を挙げたイチローさんや石原裕次郎さん、歴史に名を残す偉人・岩崎弥太郎さん、歌舞伎役者・市川團十郎さん、ミュージシャン・野田洋次郎さん、俳優の・加藤清史郎さん、アイドルグループ・SixTONESの森本慎太郎さんと、多方面で活躍を見せる面々ばかり! また、ドラマ化・映画化された、片山恭一さんの小説『世界の中心で、愛を叫ぶ』の主人公も『朔太郎』でした。

活躍を耳にする機会が多いほど、「~ろう」という名前が印象に残るのかもしれませんね。

令和の「ろう」止めネームは長音ネームがトレンド!

「長音ネーム」とは、「そういちろう」→「そーいちろう」のような伸ばす音(長音)が入る名前のこと。名前にリズム感が加わり、呼びやすいという特徴があります。

「ろう」止めネーム ランキングTOP10の同率を含めた11の名前を見ると、うち7つが長音ネームでした。

「~ろう」という名前は漢字3文字から成る名前がトレンドですが、長音を含むことでどっしりとした印象を与えない、軽やかでやさしい名前になります。

男の子らしさのある名前を付けたい人から注目されている「ろう止めネーム」ですが、1位の「こたろう」でも2024年上半期の男の子の名前ランキングで111位と、多い名前ではありません。まわりの人と被らない名前にしたいと考えているパパママは、狙い目かもしれませんね!

photo:@haru03.22_swhさん(ベビカレメイト)


<調査概要>

調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2024年1月から6月各月1日~25日
調査件数:22,245件(男の子)

ベビーカレンダー編集部

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