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日焼け止めは年中使うべき?美白、UVケアで40代が気になる美容のこと全部!【女医に聞いてみた】

  • 2024.10.16

仕事に子育てに家庭のこと、趣味etc……と毎日忙しい40代ですが、いつだってキレイでいたい!
毎日のスキンケアや美容にまつわることで「実は疑問に思っていた」「本当のところどうなんだろう」と感じている〝気になる美容のこと〟を、肌の専門家である泉さくら先生にお話を伺いました。

紫外線対策としての日焼け止めは年中使うべき?冬や曇りの日でも必要なの?

泉さくら先生

必要です。 例えば晴れの日の紫外線が100%だとすると、曇りの日は60%と意外と高く、雨の日でも30%に減るだけ。紫外線が肌に与えるダメージは、紫外線の強さ×時間なんです。例えば60%の曇りの日に2時間外に出た場合、 カンカン照りの日に1時間外に出る時と同じ、いやそれ以上のダメージを肌に受けているということ。なので、常に日焼け止めは塗りましょう。 SPF値は高くなればなるほど、紫外線吸収剤などの肌への刺激の物質が強くなってしまうので、肌が弱い方は乾燥を感じたり、肌荒れの原因にもなります。基本的に日焼け止めは、日差しが強くない時は、SPF25~30、PA4+、3+とかで塗り直しをしていただくのがいいと思います。紫外線吸収剤で乾燥して肌が荒れてしまう方は紫外線散乱剤のものを使うと肌荒れ予防できると思います。

美白に効く成分はたくさんあるけれど、何がいいの?

泉さくら先生

美白に効く成分は厚生労働省が認めているものが20数個あるんです。 基本的には、美白を促す成分は、メラニンの生成を妨げるもの、メラニンを還元させて色を薄くするもの、メラニンの排泄を促すものの3パターン。 成分としては、例えばよくあるのがチロシナーゼの動きを抑えてメラニンの生成を抑える成分「アルブチン」。ついてしまったメラニンを還元して色を薄くする「ビタミンC」 「カモミラET」はメラノサイトの産生を抑えて、メラニンの生成を抑えます。 医療機関で出されるのが、メラニンの生成を抑える「ハイドロキノン」 メラノサイトのその活性を抑えることでメラニーの生成を抑える「トラネキサム酸」 最近結構される方も多い「プラセンタ」は注射もあるし、内服も外用もあると思いますが、これも皮膚の代謝を促して、メラニンをつかなくします。最近の化粧品で聞く、「コウジ酸」「Sリノール酸」「ニコチン酸アミド」はメラニンの生成を抑えます。資生堂が開発した「4MSK」はメラニンの排泄を促します。 正直、医薬品の「ハイドロキノン」が一番効きますが、ずっと使っていると白斑を起こすリスクもあります。 医師の指導のもとご自身の肌に合う成分を選んで使ってみてください。

美容液やクリームを使ってもシミが気になる場合、他にどんな対策があるの?

泉さくら先生

セルフケアはなかなか難しいと思うので、できてしまったシミに関してはクリニックでレーザーをするのが1番手っ取り早くて、コスパがいいと思います。 オススメはピコレーザーで、私もしています。レーザーをやり始める時期ですが、紫外線が強い季節を外してとよく言われていますよね。昔のレーザーは威力が強かった分、炎症後の色素沈着を起こすリスクがありました。レーザーの刺激を受けた後に、紫外線に当たると色が濃くなってしまうので、日差しを避けてくださいというのが一般的でした。ですが、ピコレーザーやトーニングなどのレーザーの当て方次第ではダウンタイムがなく、肌自体のダメージがないので、いつの季節でも可能です。むしろ時間を置いてしまうとそれがシミとして定着してしまうので、夏のシミは秋まで持ち越さないっていうのをいつも患者さんにお伝えしています。 何事も早く手を打った方がいいです。

教えていただいたのは…

皮膚科医
泉 さくら先生

COCO MEDICAL CLINIC (ココメディカルクリニック)院長。琉球大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院皮膚科・都内美容皮膚科・形成外科勤務後、ココメディカルクリニックを開業。メディア出演や記事の監修も行う他、インスタグラム(@izumi_2019)では正しいスキンケア情報を発信。

取材/尾崎亜佐子

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