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【東区香住ケ丘】自家焙煎珈琲片手に大人が落ち着ける空間、ここにあります

  • 2024.10.17

リビングふくおか・北九州Web地域特派員black bunnyです。

慌ただしさをオフにして、自分の為のひと時を過ごしたいと思ったら。そんな時にはここへ行こう・・・なお店を見つけました。珈琲好きな人にはもちろん、静かな時間が好きな人、読書が好きな人にもきっと気に入ってもらえるはず。自家焙煎珈琲とお菓子のお店「momo coffee」ご紹介します。

出典:リビングふくおか・北九州Web

大人が落ち着ける珈琲専門店

場所は福岡市東区香住ケ丘の閑静な住宅街。可愛らしくもシックな外観に胸が高鳴ります。黒板メニューを見ると、とてもシンプル。

出典:リビングふくおか・北九州Web

中に入って扉を閉めると、そこには珈琲の香りと、物静かな空間がありました。足音が立たないようそっと歩きたくなるような、そこに流れている空気を出来るだけ驚かせないよう声もワントーン下げたくなるような。

出典:リビングふくおか・北九州Web

中には2人掛けのテーブル席が2つ。読書をしている男性が1人と、私よりひと足先に入店した女性が1人読書を始めたところ。少し待つつもりでいると、男性が「出ますので良いですよ」と静かに席を譲って下さったので、有難く着席しました。

メニューを見ると「”大人が落ち着けて過ごせる空間”を目的として営業しています」と書かれてあり、店内は撮影禁止。(自分が頼んだもののみ撮影可能。今回、特別に許可をいただいて撮影しています。)

珈琲(600円)は「中煎り」「中深煎り」「深煎り」、それぞれ2種類の銘柄があります。2杯目以降は半額になるそう。

 

出典:リビングふくおか・北九州Web

ミルクコーヒー(泡立てたミルクで覆われた濃いめのドリップ珈琲)

夕方だったのものあり、フードが終わっていたので、食べたかったNYチーズケーキはお預けしミルクコーヒー(700円)を頼んでみました。マイルドなギターとピアノの音色が読書しても決して邪魔にはならない音量で流れる中、ギュアアアーン…ガガガガガ…ガリガリリ…と豆を挽く(珈琲好きにはたまらない)音が響き、空を割きます。程なくして珈琲の香りが漂って店内全体を包み込み、コポコポコポと心地良い音。丁寧に淹れてるのが肌で感じられ、「この時間があること」が嬉しい、そんな気分にさせられます。

ミヒャエル・エンデ作「モモ」がお店のコンセプト

出典:リビングふくおか・北九州Web

カウンターの一角には、数十冊の本が並んでいます。名作「モモ」の世界観、「時間を大切に」というのが、お店のコンセプトなんだとか。「お客様にゆっくりした時間を過ごしてほしい」という店主の思いがあちらこちらに感じられます。

 

出典:リビングふくおか・北九州Web

店主セレクト7種の珈琲豆の中でもオレンジの風味、クリーミーなコクのあるコロンビアは売れ筋[/caption]

カウンター越しに緑色の焙煎機が見えますが、生で見ると奥にあるのに不思議な存在感を放っています。コロナ禍を経て、コストは上がる一方だけれども出来るだけ同じクオリティを保てるよう大切に珈琲豆を選んでいるとのこと。1時間ほどゆっくり過ごす間、一人来てはまた一人、珈琲をテイクアウトしたり、豆を買いに来る人が後を絶ちません。聞こえてくる会話から、何人かは常連客なんだろうと分かります。

 

出典:リビングふくおか・北九州Web

焼き菓子やギフトボックスも販売されています

「一杯の珈琲片手に豊かな時間を過ごすことを大切にしてほしい」という店主の願い(HPより)が込められたお店「momo coffee」。時間泥棒に盗まれた時間を取り戻すモモのごとく、丁寧に作られた珈琲1杯で本来の時間の感覚が戻ってくる。まるでここだけの時空が存在しているかのような、ゆっくりとした時の流れを感じるお店でした。

ずっとそこにあって欲しい、そう思えるような「momo coffee」。お立ち寄りください。

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