日本に惨敗の中国、国営放送が代表チームをムシする事態になる

Text by 井上大輔(編集部)

日本代表はW杯アジア最終予選で3連勝を飾った。

一方、初戦で日本に0-7で惨敗した中国は、ここまで3連敗。

『QQ』によれば、中国の国営公共放送であるCCTVは、15日のインドネシア戦も試合中継をしないことを決めたという。これで最終予選は4試合連続で国営放送での中継がなくなったそう。

「CCTVは妥協を拒否し、4試合連続で生中継を行わず。アジアサッカー連盟（AFC）の陰謀は失敗し、中国代表の苦境は悪化した。

国内のファンにとって、中国代表はこれまで行われた3試合で喜びをもたらす価値のあるものを何も示さなかった。

また、試合放送という点でも、CCTVが生中継を行わなかったため、多くの論争を引き起こし、中国サッカーは再び嵐の瀬戸際に立たされた。

インドネシアとの重要な試合で、CCTVは再び放送しないという決定を下した。これは、CCTVが中国代表のW杯予選放送を4回連続で拒否したことを意味する。

そのため、CCTVの連続放送なしについて、ネット上で憶測であふれている。『CCTVはなぜ中国代表の試合さえ放送しないのか』、『AFCはどんな陰謀を企んでいるのか』と。

中国代表の成績は本当にひどすぎる。日本との初戦で、3つの恥ずべき記録を打ち立て、7ゴールを奪われた。この試合は中国サッカーに大きな影響を及ぼしたと言わざるを得ない。
（中略）
中国は3試合で12失点しており、最終予選を戦う全18チーム中で最も失点数が多い。他のチームから得点を奪うのに最も適した相手とみなされている。
（中略）
中国代表の3連敗と12失点に加え、CCTVがW杯予選を『無視』していることも注目されている。

ファンからすると、CCTVで中国代表の中継を見ることは長年の習慣になっている。しかし、CCTVは今回も生中継しないことを選択。

なぜCCTVは中国代表の試合を放送しないという頑固な態度を貫いているのだろうか。中国代表のプレーが悪すぎて面目を失うことを心配し、生中継しないことに決めたのだと推測する人間もいる。

実はそうではなく…」

「AFCの『陰謀』に関係している。CCTVがこうすることになったのは、AFCの法外な要求額に抵抗するためだ。

AFCの代理店が最終予選に法外な放映権料を要求したため、CCTVは生中継を断念せざるを得なくなったのだ。これらすべては、実はAFCが莫大な利益を狙っているためである。

過去の経験からすると、要求額がいくら高くても、CCTVは生中継を選択していたからだ。しかし、今回、CCTVは彼らと妥協しなかった。

一部のアナリストは、AFCが今回放映権料を大幅に引き上げたのは、中国市場の寛容さを試すためであり、これを利用してCCTVに圧力をかけ、より大きな利益を得る可能性も否定できないと指摘している。

実際、CCTVが代表戦を放送できなかったことは、中国サッカーの発展にとってよくない。CCTVは常に代表戦の最も重要な生中継プラットフォームであり、誰もがCCTVで代表戦を観戦することに慣れている。

CCTVの不在によって、中国代表は非常に重要なお披露目の場を失い、ファンも代表を応援する機会を失った。CCTVのような大きなプラットフォームがなければ、中国サッカーの商業的発展は困難になる」

中国代表の弱さが露呈するのを避けるのが理由ではなく、AFCが要求する放映権が高額すぎるというのが実情だとか。