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「小さな暮らし」もまた楽し。節約が苦しいあなたへ送る「節約を苦に感じない3つの考え方」

  • 2024.10.15
「常識」を疑う (C)emma/PIXTA
「常識」を疑う (C)emma/PIXTA

働き方や時間に縛られない自由な暮らし「サイドFIRE」を目指す主婦が実践した、お金の増やし方って?

「お金とちゃんと真摯に向き合えば、お金を増やすことは思ったより難しくはありません」と語るのは、8年で7000万円を貯めたという主婦のまなさん。

SNSで投資や節約術などのお金に関する情報を発信し人気を集める彼女は、「やる気と行動力さえあれば、誰でも我が家の真似をすることができ、誰でも資産を築ける可能性が十分にある」と教えてくれます。8年で資産7000万円を達成したその方法や考え方とは、一体どのようなものなのでしょうか。

※FIREとは、経済的自立と早期退職を目指すライフスタイルのこと。

※本記事はまな著の書籍『知識ゼロからのサイドFIRE 8年で7000万円貯めた子育てママのお金の増やし方』から一部抜粋・編集しました。

FIREの目標があれば「小さな暮らし」もまた楽し

わが家が節約生活を苦に感じない理由には、次の3つの考え方がベースにあります。

●見栄を張らない

学生のころから、周りの目を気にしやすい性格でした。仲間外れにされたくない、嫌われたくないという思いから、買うもの、着るもの、好きになるものまで、周りの人たちから気に入られるような選択をしていました。

社会人になってからも変わらず、たとえば給料日前で金欠なのに、同僚から高級ランチに誘われると断れなかったり、自分の収入には不相応なブランドバッグや時計をムリして買ったり、頻繁に海外旅行に行ったり……自分をよく見せたくて見栄を張っていたのだと思います。この「見栄代」が、結構高くついていました。驚かれるかもしれませんが、当時は貯金も全然ありませんでした。

それが、同じ価値観を共有できる夫と結婚したことで、見栄を張る必要がなくなりました。ありのままの自分でいいのです。競争意識、優越感、世間体……自分をよく見せたいという見栄から解放されたことで、考え方もお金の使い方も変わりました。

見栄を張らない (C)emma/PIXTA
見栄を張らない (C)emma/PIXTA

●人と比べない

これからはもう見栄を張らないと決めたとき、「周りの人と自分を比べるから見栄を張るんだ」と気づきました。他人と比べない、人は人、自分は自分。自分に配られたカードで満足する。そう考えられるようになったからこそ、FIREに踏み切ることができたのだと思います。人の目を気にして、みんなと同じを良しとしていたら、FIREはできませんから。

わが家は7000万円の資産を築くことができましたが、周りを見渡せばもっとたくさん稼いでいる人、投資で運よく一発当てた人、親族からの経済的援助を受けている人など、いろいろな人がいます。人を羨んだり、反対に「自分の方が貯金額が多い」などと優越感に浸っても、何もお金を生み出しません。自分に配られたカードの中で勝負するしかないのです。

●「常識」を疑う

結婚したら新築マイホーム、子どもができたらマイカー、生命保険や学資保険に加入、お金の話をすることは卑しいこと……など。以前の私は、こういった、いわゆる世間一般の「常識」というものにとらわれていたように思います。

「常識」を疑う (C)emma/PIXTA
「常識」を疑う (C)emma/PIXTA

FIREを思い立ったとき、大きな足かせになったのも、この「常識」でした。FIREする人は社会の少数派です。定年までや年金を受け取る年齢まで会社勤めを続ける人が多数派です。そして、多数派の人たちがすることが、常識とみなされるものです。少数派の私たちは常識はずれ? 常識はずれなことをして大丈夫?……と。

親から、先生から、世間から、教えられた常識。常識はずれなことは、他人に迷惑をかけることがあったり、または迷惑にならなくても、世間から受け入れられるのはなかなか難しいものです。

ある意味、常識的に生活することは大切なことですが、みんなと同じことをしていても、みんなと同じようにしかなれません。FIREという社会の少数派を目指すのならば、世間一般で言われる常識について「どうしてそういう考え方が生まれたのか? それが意味する本質は何なのか? 自分がその常識に従う理由はどこにあるのか?」といったことをよく考え、その答えを自分の中でしっかりと持つことが大切だと思っています。

著=まな/『知識ゼロからのサイドFIRE 8年で7000万円貯めた子育てママのお金の増やし方』

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