ザーサイの塩気と仕上げにかける胡麻油のコクと風味が、豆腐をパンチのある酒のアテに変身させる一品です。「飲み友」の料理研究家、上田淳子さんとしらいのりこさんに秋の晩酌がテーマの自慢のつまみを披露し合ってもらいました。
■“中華風温豆腐”のつくり方
◇材料 (2人分)
絹ごし豆腐:1/2丁
えのき茸:1/2袋(50g)
味つきザーサイ:20g
A :
・ 顆粒鶏ガラスープの素:小さじ1
・ 醤油:小さじ1
・ 片栗粉:小さじ1/2
小ねぎ:大さじ1(小口切り)
胡麻油:小さじ1
(1)下ごしらえ
豆腐はさっと水気をきる。えのき茸は長さ3cmに切る。ザーサイは刻む。
(2)レンジで加熱する
耐熱容器にAとえのき茸、ザーサイ、水1/2カップを入れてひと混ぜし、豆腐を入れる。ラップをせずに電子レンジ(600W)で4分加熱して取り出す。小ねぎと胡麻油をかける。
――教える人
「上田淳子 料理研究家」
スイスのホテルやフランスのレストランなどで修業した経験を持ち、ワインにも精通。自宅のバックヤードには秘蔵酒がごっそり隠れている。『フランス仕込みのシャルキュトリー』(河出書房新社)などワイン党の心をくすぐる著書多数。
「ごはん同盟(しらいのりこ) 料理研究家」
調理担当のしらいのりこと企画・酒担当のシライジュンイチ夫婦による、炊飯系フードユニット。ご飯も日本酒も米が原料。どちらも等しく愛している。近著に『ごきげんな晩酌 家飲みが楽しくなる日本酒のおつまみ65』(山と渓谷社)。
この記事は四季dancyu 2023 秋に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:伊藤徹也