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【日本三大紅葉名所】京都「嵐山」・栃木「日光」もう一箇所は?それぞれの魅力とイチオシの見どころ

  • 2024.10.15

全国各地に名だたる紅葉スポットは数あれど、日本三大紅葉名所に挙げられるのは、京都府の「嵐山」、栃木県の「日光」、大分県の「耶馬渓」です。これらの紅葉名所は、 誰が決めたわけでもなく、風景や観光資源としての評価をもとに、自然発生的に「日本三大」として広く知られるようになりました。今回は、それぞれの魅力と見どころをご紹介!

有名スポット多数! 晩秋の散りもみじまで満喫できる「嵐山」(京都府京都市)

平安時代の貴族たちから風光明媚なスポットとして愛されていた「嵐山」は、シンボル的存在の渡月橋の周辺に、由緒ある神社仏閣が点在しています。嵐山の紅葉の見頃は、例年11月中旬から12月上旬頃です。

天龍寺の曹源池庭園

なかでも、一度は訪れたいのが「天龍寺」。約700年前に夢窓疎石が作庭した当時の面影が残る「曹源池庭園」は見事! 天気の良い日の朝に訪れれば、紅葉した庭園周辺の木々が中央の曹源池に映り込み、そこに朝日が注ぐ、この時期にしか見ることができない絶景を眺めることができます。

また、小倉山の中腹に建つ「常寂光寺」の紅葉も必見です。茅葺きの仁王門に、紅葉が散りかかる様子は圧巻! カエデに覆われた石段をのぼり振り返ると、紅葉に染まる嵯峨野を一望できます。

「モミジの馬場」で知られる「二尊院」も見逃せません。参道は両側から赤や黄に色づいた木々の枝がせり出し、ひときわ素晴らしい光景を目の当たりにできます。真っ赤な紅葉に包まれた本堂や石段、築地塀も要チェックです。

渡月橋

さらに「渡月橋」も人気の紅葉スポットのひとつ。深紅や黄に染まる嵐山を背景に優美な渡月橋が一層映えます。嵯峨野トロッコ列車に乗って、渡月橋と紅葉のコラボレーションを楽しむのもいいですね。

そのほか、京都府京都市北西部の紅葉名所として知られる「神護寺」や、春秋に特別公開される「宝厳院」、全国に約900社を数える愛宕神社の総本宮である「愛宕神社」など、多くの見どころがあります。

紅葉を愛でつつ、いくつかの気になるスポットを巡りたいですね。

嵐山

住所:京都府京都市右京区

電話:075-872-5111(嵐山観光案内所)

交通アクセス:JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩8分

小旅行で訪れたい! 壮大な自然が織りなす絶景の宝庫「日光」(栃木県日光市)

中禅寺湖

1999年に「日光の社寺」が世界遺産に登録された、豊かな自然と奥深い歴史が息づく日光。日光東照宮や日光二荒山神社、日光山輪王寺といった、一度は見たい神社仏閣のほか、日本初の国立公園「日光国立公園」を有しています。日光は、例年10月中旬から11月上旬にかけて紅葉の見頃を迎えます。

そんな日光には言わずと知れた紅葉の見どころが盛りだくさん! 特に有名なのが「中禅寺湖」「いろは坂」「華厳の滝」です。

奥日光に位置する「中禅寺湖」は、周囲約25km、最大水深163mもある、およそ2万年前に男体山の噴火による溶岩で渓谷がせき止められて原形が形成されたといわれる湖。

秋が深まると、湖を囲む木々が赤や黄に染まり、それが湖面に映り込む様子を眺めることができます。中禅寺湖遊覧船に乗って、湖の上から紅葉を楽しむのもおすすめです。

いろは坂

また「いろは坂」は、日光市街と中禅寺湖・奥日光を結ぶ観光道路で、日光で最も美しい紅葉スポットとされています。ドライブしながら、紅葉のトンネルをくぐり抜けるような体験が可能です。特に下り坂での景色が素晴らしく、紅葉のシーズンは渋滞になるほど人気。

華厳の滝

日本三大名瀑のひとつに数えられる「華厳の滝」は、最大落差97mの大瀑布です。鮮やかな紅葉と華厳の滝のコラボは、忘れられない美しさ。「華厳滝エレベーター」に乗ると、滝を間近で見ることができて迫力満点ですよ。

ほかにも、豪快な滝と赤く色づいた木々を一緒に満喫できる「竜頭の滝」、黄金色に輝く草原と紅葉した木々のコントラストが印象的な「戦場ヶ原」などがあります。

いずれも異なる風情があるため、時間に余裕があれば一泊二日で日光の紅葉スポットを巡りたいですね。

日光

住所:栃木県日光市

電話:0288-22-1525(日光市観光協会 本部)

交通アクセス:東武鉄道「東武日光駅」、JR「日光駅」下車

燃えるような紅葉と独特の地形がつくり出す美景を拝める「耶馬渓」(大分県中津市)

「耶馬渓(やばけい)」は、 2017年4月には「やばけい遊覧~大地に描いた山水絵巻の道をゆく~」として日本遺産に登録された景勝地です。岩山や渓谷が美しい自然景観をつくり出しています。切り立った奇岩や奇峰が連なるが特徴的で、全長約36kmのサイクリングコース「メイプル耶馬サイクリングロード」があり、気軽に紅葉狩りができます。例年10月下旬~11月中旬が見頃です。

一番の紅葉の見どころは「一目八景(ひとめはっけい)」。耶馬渓を代表するスポットで、その名の通り、8つの景色を見渡せます。奇岩や渓谷を背景に広がる紅葉は、息を呑む美しさです。特に、一目八景展望台からの景色がイチオシ。青空と紅葉のコントラストが素晴らしいです。

溪石園

耶馬溪ダム完成を記念してつくられた、耶馬渓ダム記念公園の「溪石園(けいせきえん)」もぜひ訪れたいスポット。大小12万個の耶馬溪の石を使用しており、中には高さ6mの巨石もあります。毎年秋は、庭園内をライトアップ。光と影が紅葉した木々を幻想的に映し出します。

また、県道28号線の深耶馬渓への玄関口にある「ひさしもみじ」は、ひさしのように道路に張り出したもみじが100mほど続く場所。紅葉シーズンはライトアップを開催するため、別世界に迷い込んだような気分になりますよ。

そして、耶馬渓の紅葉が終わる終わりを迎える、11月中旬から下旬に見頃を迎えるのが「御霊神社」です。石段を彩る落ち葉、トンネルのように枝が伸びた鮮やかに色づいた木々が見られます。

耶馬渓の紅葉スポットは豊富。そのため「この絶景を眺めてみたい!」と思ったスポットから積極的に足を運びたいですね。

耶馬渓

住所:大分県中津市

電話:0979-23-4511(中津耶馬渓観光協会)

[参考]

京都観光Navi|京都観光オフィシャルサイト

そうだ 京都、行こう。|東海旅行鉄道株式会社

日光旅ナビ|日光市公式観光WEB

とちぎ旅ネット|公益社団法人 栃木県観光物産協会

な活やばけい|一般社団法人 中津耶馬渓観光協会

大分県観光情報公式サイト

[All photos by Shutterstock.com]

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