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キャンパーは行くべき!珍しいコンセプトのオンウェーデザインミュージアムを紹介!

  • 2024.10.15

アウトドアのファニチャーばかりを扱う「Onway Design Museum」が山中湖畔に登場した。
珍しいコンセプトのミュージアムだが、どんなところなのか、早速紹介しよう!

清廉で凛とした気持ちいい空間

山中湖の湖畔から一本入った道路沿いに静かに佇む洋風レトロの建物。
それが「オンウェーデザインミュージアム」だ。

オンウェーは泉里志氏が1995年に設立したアウトドアファニチャーメーカー。
自社デザイン・生産による革新的で優れた製品が、絶大な信頼を得ている。

そして、ミュージアムはアウトドアファニチャーの歴史とデザインがコンセプト。
また自社製品だけでなく、歴史を彩ってきた国内、世界の製品も展示していることも特筆すべき点。
テーマ別の展示室は、どれも一見の価値がある貴重なものだ。

Onway Design Museum
山中湖の方向に大きな窓があり、開放感あふれるロビーに、思わずキャンプしたくなるようなガーデンもある。
以前は女子高のセミナーハウスだった建物で、学校っぽさが残る館内には、どこかなつかしい空気も漂う。

山梨県南都留郡山中湖村山中235-5
開館時間:10;00-16:00
休館日:火・水曜
入場無料・駐車場無料
www.onway.jp

いろいろな展示室が楽しい

テーマ別に様々な展示室がある。写真は製品の開発段階の様子がわかる展示室。
実際に使われていたものが置かれている。

必ず作って実際に検証するというミニチュアモデル。

チェアの生地の端材で作ったエプロンなども(ぜひ製品化してほしい)。
材料を無駄にしない姿勢が一貫している。

壁のいちばん上にかかっているのが、扇子の形に脚も天板も収納するギミックを持つ「パンジーテーブル」。
色もカラフルで アウトドアテーブルには見えない高いデザイン性だ。

ショップとライブラリーは必見!

唯一の直営店が館内に。商品の座り心地を確かめたりできる。
割引価格で購入できることも。ここはマスト!

昔のメーカーカタログや雑誌(本誌も発見!)が閲覧できるライブラリ。
見るだけで感無量、間違いなし!

心惹かれた3つのチェア

ジラソーレチェア
美大生による斬新なデザインに圧倒される。
オール手作りの希少生産品で、1時間ほどで完売したそう!

モダンチェア
ため息が出るほど美しい曲線を描くフレーム!
椅子としての使用に耐えうる構造にするため、実証実験に10ヶ月を費やしたという渾身の逸品。

初代ディレクターチェア
従来品から劇的なコストを削減を実現したことで成功した製品。
その後の多彩な作品群へつながったというオンウェーの記念碑的チェア。

廃材を使ったオブジェも注目

使った素材を無駄にしないよう端材で作ったオブジェ。

作品として展示されているのみならず、館内各所にアートやインテリアや建物の一部としてあしらわれているので、探してみるのも楽しい。

Photo/中里慎一郎
Text/大和也麻
出典/ガルビィ2024年7月号

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