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失敗する時間がもったいない?残り数年の20代も、当たって砕ける

  • 2024.10.15

ちょうど半年前、ふと私の頭に浮かんだのは「後悔の無い20代を過ごしたい」。
20代も残すところ数年に迫る私は、そう考えていた。

きっかけは、飲み会の席で聞いた、10歳ほど年の離れた先輩からの「最近、無理して失敗するよりも着実に前進していくことを意識するようになったんだよね〜」という話だった。詳しく聞くと、子どもが生まれてから自分が自由に使える時間が圧倒的に少なくなり、失敗している時間がもったいないと感じるようになったとのこと。10年前は多少無理をしてでも新しいことへの挑戦や目標達成を第一に優先していたという先輩は今、制限された活動量の中でいかに失敗せずに工夫をするかということを考えているのだそう。

◎ ◎

これまでの私は、だいたいいつも「当たって砕けろ」「やらないで後悔するならやってから後悔した方が100倍マシ」といった類のモットーを大事にして生きてきた。だからこそ、急な仕事の休みで3日半時間が空いた時にフットワーク軽く海外1人旅に出ることも出来たし、終電を逃して朝まで会社の同期と飲み明かした日もあったし、赴任先の新しい土地で新しい友人を作っていろんな人に出会うことが出来たし、大好きだった会社からの転職にも踏み切れた。
でも、そんな私が「失敗する時間がもったいない」なんて考える日が来るかもしれないと思うと、なんだか怖い気がした。
私にはまだ子どもはいない。もちろん、10年後に子どもがいるかは分からないが、もしいるとしたらきっと私も「失敗する時間がもったいない」、そう考えるだろうなということが容易に想像できた。もう意外と残された時間は多くないかもしれない。

◎ ◎

そう考えたらすぐ行動!まずは航空券を予約しよう。行先はまだ行ったことの無い国、色々と情報収集をしてみると、とある航空会社で運良く期間限定のセールを実施しているとの情報をキャッチ。通常時よりの3〜4割引きの価格で航空券が買えるとのことで、取り消し不可という条件はあったものの、仕事の休みを取るより前に買ってしまった。ついでに空港の近くのホテルも予約した。
ここまでが僅か2日の出来事。あっという間に決めてしまったが、もちろんそこには悩む気持ちもためらいも無かった。
そして翌週には、3か月先に1週間程の休暇を取得したい旨を上長に伝えた。ちょっと渋られたものの、最終的にはOKを貰い、無事に旅に出ることが出来た。

◎ ◎

旅先で過ごした時間は最高だった。円安の影響もあって物価はとても高く感じたが、そこに後悔の気持ちは無い。今の自分だからこそ見ることのできた景色、吸うことのできた空気、出会うことのできた人々……。
また、初めて来た南半球で南十字星を見た。あの時、ここに来る決意をせずに日本にいたら絶対に見ることが出来なかった景色だっただろう。
20代も残すところ数年。失敗する時間も大事な経験にしながら、どんなことにも臆せず挑戦して後悔が無いように過ごしていきたい。

■瀬戸内あずきのプロフィール
お酒と旅行が好き。時々一人でふらっと旅に出ます。

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