「離婚したい、でもできない」【子どものため】に結婚生活を続けていたが → 離婚を決意できた理由

「離婚をしたい」と思っても、子どもがいると簡単なことではありません。筆者の知人Aさんも夫に浮気され離婚を思い悩んでいた1人でした。しかしAさんは、毎日笑顔で過ごせないことが嫌で「離婚しよう！」と決意しました。すると、これまで悩んでいたのが嘘かのように、Aさんの前に道が開けたそうです。

離婚したい……でもできない

Aさんは3歳の子を持つ専業主婦。かわいい子どももいて幸せな毎日を過ごしているはずでしたが、不幸のどん底にいました。それは夫に浮気をされたから。

夫の浮気が許せず離婚したいと思ったAさんでしたが、離婚には踏み切れませんでした。自分1人だけならすぐに別れるところでしたが、今のAさんは大事な子どもを育てていかなければなりません。

出産を機に仕事を辞めてしまったAさんには、夫と別れて1人で子どもを育てていくだけの十分な収入がないのです。Aさんは離婚したいけれどできないという非常に苦しい状況でした。

子どもを育てるためだけに結婚生活を続けるAさん。夫への愛情は冷めてしまっていて、夫の顔も見たくありません。しかし離婚しないということは、そんな夫と暮らしていかなければならないということ。

どんよりと暗い気持ちで過ごすAさんは、いつしか自分に笑顔がなくなっていたことに気がつきました。子どもと過ごす時間でさえも笑顔でいられない自分に気がついたAさんは、ついに離婚を決意したのです。

「離婚しよう！」

どん底の状況にいるように思えたAさんでしたが、離婚を決意した途端、追い風が吹いてきました。

離婚を決意したAさんは、早速就職活動を開始。これまで何の資格もなくブランクのある自分には就職なんて無理だと思っていましたが、すぐに良い条件の就職先が決まりました。

そして、保育園もすんなり決まります。Aさんの住む場所は保育園の空きがない地域だったのに、急遽空きが出て保育園に入れることになったのです。

「離婚したいけどできない」状況だったAさんは、離婚を決意し行動したことで一気に道が開けました。そして離婚してもやっていける目処が立ち、夫に離婚を切り出すことができたのです。

離婚を決意できずにうじうじと悩んでいたときには、絶対に無理だと思えた離婚。しかし、Aさんがいざ離婚を決意すると、運命は動き始めました。

その後、Aさんは少し揉めたものの夫から慰謝料をもらい離婚。働きながら1人で子育てをする日々は大変でしたが充実していて、Aさんには笑顔が戻りました。笑顔を取り戻すことができてAさんは大満足。

離婚に限らず、難しいと思えることでも決意することで道は開けるのかもしれません。もし切り開きたい運命があるのなら、Aさんのようにまず決意してみるのはいかがでしょうか。

【体験者：30代・女性主婦、回答時期：2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。