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【栗の冷凍保存】何と3か月も長持ち!凍らせると皮むきも超簡単♪「栗ご飯」にすると…栗がしっとり♡

  • 2024.10.15

管理栄養士のともゆみです。栗ご飯や栗のスイーツなど、栗は大好きなんですけど、栗の季節は短いですよね。ニチレイフーズのホームページ内にある「ほほえみごはん」によると、栗は冷凍すると、3か月も長持ちするそうですよ。それだけ長い期間楽しめるなら、たくさん仕入れてストックしなきゃ。その冷凍した栗を使って、栗ご飯や栗きんとんにも挑戦してみたいと思います。


冷凍食品でおなじみのニチレイフーズはホームページ内に「ほほえみごはん」という食サイトを運営しています。食材の保存の仕方やおいしく食べる方法など、さまざまな食についての情報が掲載されていて、とても参考になります。

栗は冷凍しても味や食感が変わりにくく、3か月も長持ちする上に、簡単に皮が剥けるようになるそうです。買ってきた栗をそのまま冷凍するのではなく、茹でてから冷凍することで、おいしさをキープできるそうです。その冷凍方法と、冷凍した栗で皮剥き&栗ご飯や栗きんとんも作っていきますね。

栗の冷凍保存方法(約3か月保存可能)

【冷凍方法】
1. ボウルにたっぷりの水を張り、栗を60分水に浸けます。この工程で栗の中の虫を追い出します。市販品以外の栗は虫が中に入っている確率がより高いので、半日水に浸けると安心だそうです。今回は市販品ですが、水に浸けても虫がいなかったのか、虫が出てくることはなかったです。



2. 鍋に栗を入れ、ひたひたになるまで水を入れて中火にかけます。沸騰前の「ふつふつ」とした泡が出てきたら弱火にします。



3. そのまま50分ほど茹でます。弱火でじっくり茹でることで栗の甘みが増していきます。途中で水が減ってきたら足しながら茹でます。茹でている最中にアクが出てきたら取ります。アクはえぐみの元なので、しっかりと取り除きます。



4. 栗をザルにあげて粗熱を取ります。キッチンペーパーで水気を拭き取ります。



5. 栗を冷凍用保存袋に重ならないように並べて入れます。口を閉じて冷凍庫で保存します。



※冷凍せずにそのまま使う場合は、ザルにあげずに鍋に入れたままゆっくり冷まします(約3時間)。
その後は【栗の解凍/皮の剥き方】と同じ手順で皮を剥きます。


いよいよ栗の皮剥きに挑戦!

栗を解凍すると、鬼皮と渋皮を簡単に剥くことができます。実は崩れやすいので、やさしく剥きます。皮を剥いたあとは加熱料理に使うほか、そのままでも食べられます。

【栗の解凍/皮の剥き方】
1. 栗を冷凍庫から出して皿に広げ、常温に30分ほど置いて解凍します。室温によって解凍速度が変わるため、触ってみて鬼皮がやわらかくなっていたらOKです。室温28℃で40分ほど置きました。



2. 栗の水気を拭き取ります。お尻の部分に包丁のあご(刃元の角)で切り込みを入れます。



3. 切れ目に包丁を入れて、栗の頭の方向にゆっくりと引っぱって皮を剥きます。



皮は剥きやすいのですが、実がやわらかすぎて、とても割れやすいです。割れてしまったものがほとんどですが、それでもなんとか剥きました。



※渋皮を残して調理する場合は、解凍時間を10分程度にします。お尻に入れる切り込みを浅くすれば鬼皮だけを剥くことができます。

剥いた栗はそのままでも食べられるということなので、ちょっと食べてみます。お、やわらかい。しっとりしていて甘くてとってもおいしいです。
こちらの栗を使って2品作ってみたいと思います。

「栗ご飯」

【作り方】
炊飯器に洗った米2合、塩小さじ1、酒大さじ1/2を加え、2合目盛りまで水を入れ、普通炊飯をします。炊き上がったご飯に栗8個を入れ、炊飯器のフタをして10分ほど蒸らします。全体を混ぜ合わせて出来上がりです。



ほんのり塩気の効いたご飯のおかげで栗がとても甘く感じます。その甘い栗は、ほくほくと言うよりしっとりしています。おいしいです。食欲の秋を満喫できますね。

「栗きんとん」

鍋に皮を剥いた栗8個と砂糖50g、水100mlを入れて中火にかけます。沸騰してきたら弱火にし、10分程度練りながら煮ます。



十分甘いんですけど、栗の味が濃くておいしいです。栗と砂糖だけって贅沢な栗きんとんですね。素朴ながらも高級感がありますね。


栗の冷蔵保存方法(冷蔵庫のチルド室で1か月程度保存可能)

最後に栗を冷蔵する場合のやり方です。水に浸けて虫を取り除いてから冷蔵します。

【冷蔵方法】
1. 栗は水に1時間ほど浸けて虫を取り除きます。



2. キッチンペーパーで水気を拭き取り、保存袋に入れて冷蔵庫のチルド室で保存します。



栗の成分

栗の主成分は炭水化物で、中でもでんぷんを多く含んでいます。ビタミンB1・B6・C、カリウムなどの栄養素も豊富です。ビタミンB1は疲労回復に効果が期待でき、ビタミンCは肌のハリを保ち、ウイルスに対する抵抗力を高めて、風邪予防に役立ちます。ポリフェノールの一種タンニンは、強い抗酸化力でがん予防に働きますが渋皮に多く含まれているので、渋皮を付けたままの調理もおすすめです。

苦手だと思っていた栗料理ですが、やってみれば意外とできるんだなと思いました。栗ご飯もおいしかったし、栗きんとんも贅沢でしたね。栗の皮は簡単に剥けますが、実を割らずに剥くのに苦労しました(ほとんど割れました)。家族で食べるだけなら、栗ご飯も栗きんとんも割れても問題ないですよね。よかったら作ってみてくださいね。

参考文献:
からだによく効く食べもの大事典 監修 三浦理代 池田書店
春夏秋冬おいしいクスリ 旬の野菜の栄養事典 監修 吉田企世子 エクスナレッジ

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