修理の痕跡すら匂わせない――。掛け軸を修復する文化財修理師の腕前／国宝のお医者さん1②

『国宝のお医者さん1』（芳井アキ/KADOKAWA）第2回【全15回】国立博物館の学芸員・押海祐介（おしみゆうすけ）は、展示の目玉となる文化財の修理を依頼するため、国宝修理装こう師・五條武士（ごじょうたけし）の工房を訪れる。腕利きと評判の五條は、甘い物好きでマイペース、掴みどころのない性格で困惑する押海だったが…。悠久の地・奈良を舞台に、文化財修理師が奇跡を紡ぐ！ 過去と未来をつなぐ文化財修理師と博物館学芸員の物語『国宝のお医者さん』（1～2巻）をお楽しみください。