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ジュエリーデザイナーがイタリアで叶えた、スモールラグジュアリーな邸宅ウエディング

  • 2024.10.13

「ジュエリーデザイナーにプロポーズするのは容易なことではない」

ジュエリーブランド、ローレン・ニコールの創設者であるローレン・ティーテッリさんに、希少なパライバトルマリンを贈ったオースティン・ハリスさんは、そう悟ったそう。もっとも、ジュエリーデザイナーなら、贈られたものをいくらでもデザインしなおせるというメリットも。

実際、ローレンさんは「この石にとりつかれてしまって」、指輪をリメイクしたのだとか。「私が一番好きな宝石なので、彼がこれを選んだのは理解できます」とローレンさん。ハリスさんは、この指輪に7つのダイヤモンドを組み合わせ、一緒に過ごした7年間を表現しましたが、ローレンさんはこれらを慎重にトルマリンの下にセットしなおし、同じ数のダイヤモンドを彼の結婚指輪にもつけたのだとか。

25ans Wedding

昨年9月にイタリアのソレントで行われた結婚式にも、ちょっとしたこだわりや密かな意図が込められていました。絵になる海辺のデスティネーション・ウエディングはそれだけで魅力でしたが、2年前に亡くなったローレンさんの父がこの村の出身だったため、この地で挙式することは、父の思い出に敬意を表するものでした。また、ギリシャに住む父の親戚一同が結婚式に来やすくなることでもありました。

「いとこたちが来ることだけでも、父の一部を感じることができました」と語るローレンさんは、モニーク・ルイリエによるウエディング・ドレスにお父さんが所有していたイーヴィルアイのアクセサリーをピンで止めたそう。また、ローレンさんの母方の一族はシチリア出身で、ローレンさん自身もイタリアで長い時間を過ごし、ジュエラーに学んできたのだとか。

25ans Wedding

カップルが暮らすカリフォルニア南部(オースティンさんはシネマトグラファー)からの距離により、招待客リストは友人と親族を合わせて30人に絞り込まれ、打ちとけた雰囲気に。全員が崖の上に立つヴィラ・アスター(ウィリアム・ウォルドーフ・アスターがかつて住んでいた家)に滞在し、金曜の夜はともにピザを囲み、朝のうちはこの団体にのみ許された秘密の洞窟でスイミングを楽しみながら、絆を深めたそう。

セレモニーは、ローマ時代の遺跡のまわりに造られた、ヴィラ敷地内のエキゾチックな庭園で。サンセットカクテルアワーには、山盛りの新鮮なブッラータ(水牛のチーズ)とたっぷりのアペロールスプリッツを。ディナー(レモンリゾット、シーバスのグラタン、子牛肉のマッシュルーム添え)は美しいソレントの街を背に、キャンドルの明かりの下で供されました。

何よりも大切だったのは、ローレンさんとオースティンさんが、ゲストひとりひとりと充実した時間を過ごせたこと。

「最も大切な人たちと一緒にいることができました」とローレンさん。「私たちはどちらもとてもシャイで、ものすごく近しい存在だった父を亡くしたばかりの私にとって、それは必要なことだったと感じています」

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From: TOWN&COUNTRYTranslation: mayuko akimotoPhotos:ROMAN IVANOV

※この翻訳は、抄訳です。※この記事は、2024年10月13日時点のものです。

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