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パターで「振り子のように打つ」はNG!エラーの原因だった…?

  • 2024.10.13

「ライ角が大事」と聞くが、それはアイアンだけではなくパターも!

パターのライ角が合っていないことでのデメリットと、ライ角を合わせることの効果とメリットを徹底解説する。

Q:なぜアマチュアは「アップライト」に構えてしまう人が多い?

A:“真っすぐストロークしたい!”意識が強すぎる

「真っすぐ打ち出したい!」という気持ちが強いと、ストロークも「真っすぐ」を助長する原因となる。

「パターは振り子のように打つ」や「パターは吊って構える」という“教え”が広まっているせいでもあるが、じつはこれがエラーの原因になっていることも多々ある!

振り子のように「真っすぐ引いて、真っすぐ出す」ストロークをしたがる

ボールとの距離が近づき、アップライトな構えになってしまう!

完全に振り子のように振るためには、シャフトを地面に対して90度にする必要がある。それに近づけようとするのが、ボールと体の距離が近くなってしまう原因。

パターのライ角はルールで「80度まで」と定められているので、ボールに近づきすぎるとヒール側が浮いてしまう

“真っすぐ”は自然な動きではない

パターで「振り子のように打つ」はNG!エラーの原因だった…?
ライ角が合ってないと、ストローク、フェース向きなどパッティングの要素全体に悪影響が出る

アマチュアはパターを真っすぐ動かし、真っすぐインパクトし、真っすぐボールを打ち出そうとする人がとても多いですが、そもそも「真っすぐ動かす」というのがかなり"不自然な動き”なのです。

クラブはシャフトがヘッドに対して斜めに挿さっている、ボールと自分が離れた位置にいる、このふたつの理由からヘッド軌道は必ず"円弧"を描きます。そして、この自然な動きを邪魔しないことがストロークの「再現性」を上げることにもつながるのです。

真っすぐ動かすことにこだわらず、自然なストロークとフェースの開閉のなかでスクエアにヒットさせることが重要だと理解する。そうすれば、極端にボールの近くに立つアドレスにならない。結果としてアップライトな構えから脱却できます。

いかがでしたか? ヘッド軌道は真っすぐではなく、円弧を描くように意識しましょう。

レッスン=山本比嘉利
●やまもと・ひかり/1992年生まれ、埼玉県出身。PGAティーチングプロA級。難しい言葉はいっさい使わないわかりやすさに定評があり、GolfSchoolEPAC銀座やオンラインでレッスンを行なっている。TEAM EPAC ACADEMY所属。

構成=石川大祐
写真=小林司
協カ=ジャパンゴルフスクール、ピンゴルフジャパン

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