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朝スッキリ起きられない、腰や肩が慢性的に痛い… 毎日続く「うっすら疲労」を解消するコミックエッセイ『体力アップ1年生』

  • 2024.10.12

なにかと「疲れた」「めんどくさい」が口癖になっていないだろうか? そんなあなたにおすすめしたいコミックエッセイが『体力アップ1年生』(たかぎなおこ/KADOKAWA)だ。

アラフィフになった著者の最近の悩みは、何をするにもすぐにヘトヘトになること。日々普通に生活するだけなのに、とにかく体力が足りない! そう痛感した著者のたかぎさんは、担当編集や夫と共にゆる~く、そして長く続けられる体力づくりにチャレンジ。さまざまな運動を試したり、食事を変えてみたり、時には挫折したり…。その中で少しずつ、ちょっとした身体の変化を感じるようになっていく。

朝スッキリ起きられない。腰や背中、肩が慢性的にうっすら痛い。立ち上がる時や階段を登る時は、ちょっとした勢いをつけないと動けない。これらの症状は、ある程度年齢を重ねた人にとっては笑うほど“あるある”なはずだ。だがそんな些細な体調不良は、本当に小さな「身体を動かす習慣」で、実は意外とすぐ改善したりもする。

ちょっと早く帰れた日は帰宅しても座らず、すぐ着替えて20~30分だけウォーキング。休日の朝は、最近流行っているライトなジムへ行く。家から出るのも面倒な人には、オンラインフィットネスという手段もある。毎日でなくていい。時々、むしろ週に1~2回で充分。そんな小さな習慣でも、文字通り「塵も積もれば山となる」である。

ここ1~2年、本当にゆるゆる某フィットネスゲームを続けている筆者もそれを感じる一員。実際に、たかぎさんもさまざまなことに挑戦しては続かず…を何度か繰り返し、ようやく自分らしい身体を動かす習慣が身に付いた。なぜ途中で完全に諦めなかったかといえば、「ちょっと続ければ身体がラクになる」ことを、試行錯誤の中で身を以て実感したからだ。重ねてその中で「発表会」や「他者を巻き込む」という、自分なりのモチベ維持法を見いだせた点も非常に大きいのだろう。

もはや「運動習慣」ですらない、「身体を動かす習慣」でOK! 劇的なダイエットや肉体改造じゃない。毎日マイナスになる体力ゲージをとりあえずゼロに戻し、ずっとうっすら疲れている生活をちょっとでも改善したい。性別年齢を問わずそんな悩みを抱える人にとって、本作は大いに参考になること間違いなし。

文=ネゴト / 曽我美なつめ

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