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紅葉を楽しみながら、ガーデンカフェで優雅なひとときを…十勝・帯広市の「真鍋庭園」の魅力

  • 2024.10.12

北海道 十勝地方・帯広在住のライターが地元の魅力をお届けします。

みなさんは「北海道の秋」というと何を思い浮かべるでしょうか?野菜や果物、水産加工品など、秋の味覚を思い浮かべる方も多いでしょう。
もちろんそれも大きな魅力ですが、北海道の秋はそれだけではありません。

今回ご紹介するのは、十勝地方・帯広で、すばらしい紅葉が楽しめる「真鍋庭園」です。

四季折々の美しさを楽しめる「真鍋庭園」

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「真鍋庭園」は十勝地方の帯広市にあります。帯広市には札幌から車で約3時間、JRの特急だと約3時間40分で行くことができます。帯広駅からは車で約10分、バスでは約30分の場所です。

北海道を代表する美しい庭園が集中する、全長約250kmの「北海道ガーデン街道」。
その街道の中にあり、四季折々で違った表情を魅せてくれるのが「真鍋庭園」です。

「真鍋庭園」は25,000坪(東京ドーム約1.8個)の広さがあり、「日本庭園」「ヨーロッパ風庭園」「風景式庭園」の3つのテーマで構成されています。
元々は運営している「真鍋庭園苗畑」で販売している、園芸品種の育成サンプルとして作られた庭園なのだそう。日本初のコニファーガーデンとして1966年から一般開放され、2026年には開園から60周年を迎えます。

癒やしの空間が広がる!「真鍋庭園」で自然と触れ合う

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ヨーロッパ風庭園の中には、オーナーのご自宅もあります。オーストリアの伝統な木造建築「チロルハウス」です。

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野生のエゾリスとも出会うことができます。秋は園内に落ちているドングリを集めているのだそう。野鳥を観察することもでき、シマエナガを見られることもあります。

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園内にはたくさんの池がありますが、すべてがつながっています。池の水は地下320mから、ポンプなどを使わず自然に湧き出しているのだそう。大雨が降って水位が上がることはあっても、濁ることはありません。池には鯉やニジマスなどが住んでいます。

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園内には教会もあり、結婚式を挙げることもできます。2024年に結婚式を挙げたカップルは3組だそうですが、フォトウエディングやコスプレの撮影でも利用されています。特別な利用料は必要なく、入園料だけで利用可能です。

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園内の「モンスターガーデン」には、モンスターのような形をした常緑樹が集められています。

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ガーデンの奥には、年間パスを持っている人だけが利用できるドッグランもあります(小型犬専用)。

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「真鍋庭園」の紅葉の特長は、赤一色ではなく針葉樹の緑、ポプラやキンカエデなどの黄色、ノルウェーカエデやカツラなどのオレンジといった色のコントラストを楽しめるところです。9月下旬ごろから徐々に色づき始め、10月中旬ぐらいにピークを迎えます。10月いっぱいぐらいまでは紅葉を楽しめるのだそう。

十勝の味覚満喫!「真鍋庭園」のガーデンカフェで優雅なひとときを

園内にあるガーデンカフェでは、十勝産の素材にこだわった食事やカフェメニューをいただけます。カフェの利用だけなら入園料はかかりません。

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ゆったりとできるソファー席もあります。

天気のいい日は屋外のテラス席も利用可能です。テイクアウトして、園内のお気に入りの場所で食べることもできます。

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こちらは地元産の豊西牛を使った「ローストビーフプレート(1,200円)」です。かけられているドレッシングは自家製のもの。

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たっぷりのローストビーフの下にはライスが隠れていて、ボリュームたっぷりで男性でも十分満足できます。+300円で日替わりスープかドリンクのセットにすることも可能です。

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こちらはデザートの「ブリュレパフェ(900円)」です。十勝産牛乳を使ったミルクアイスの下には、もちもちの白玉がたっぷり。無料であんこかチョコのトッピングができます。ミルク以外にコーヒーもありますよ。

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園の出入り口にある「ガーデンセンター」では植物の苗木や園芸グッズ、十勝や北海道在住の作家さんの手作りクラフトなどが販売されています。

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北海道やアイヌに関連する書籍も販売されています。

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ガーデンセンター近くの無料観覧エリアにはNHKの朝ドラ「なつぞら」で使用されたロケセットも展示されています。

「いつ来ても楽しめる庭園」づくりを

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「真鍋庭園」管理責任者の加藤さんにお話を聞きました。

加藤さんは帯広市のご出身。本州の大企業に就職しましたが、都会での生活が肌に合わず27歳でUターンしてこられました。特に仕事を決めずに帯広に戻った加藤さん。「偶然、新聞の求人広告を見て、真鍋庭園で働きたいと思いました。子供のころから庭いじりがすきだったので。」と話します。

「真鍋庭園」を管理している「真鍋庭園苗畑」に入社し、造園技能士の国家資格を取られたのだそう。「入社したてのころ管理がうまく出来ず、約1千万円近くの苗木を枯らしてしまいました。それでも怒らず『そうやって勉強していくものだ』という先輩の言葉に励まされ、この仕事に本気で向き合おうと思いました。」と話します。

4月下旬のオープンから11月下旬の閉園まで、休園日はありません。夏は草取りや剪定、秋は落ち葉の清掃など忙しい毎日です。冬の間も新しい苗木の育成や接ぎ木をしたり、長い休みはないのだそう。

「100点満点は無理ですが、常に70点以上の成果を出すのが目標です。季節によって表情は変わりますが、いつ来ても同じクオリティを保っていたいですね」と加藤さんは言います。

2024年10月13日、14日にはイベントが開催される予定です。最新情報はフェイスブックやインスタグラムで発信されていますので、ぜひチェックしてみてください。

■住所:北海道帯広市稲田町東2-6
■電話番号:0155-48-2120
■営業時間:8:30~17:30(入園締切17:00) ※10月・11月は時短あり
■営業時間:期間中は無休
■入場料金:大人¥1,000、子供(小・中学生)¥200
■休園期間:12月~4月下旬
■ホームページ:https://www. manabegarden.jp/
■フェイスブック:https://www.facebook.com/manabe.gardencenter
■インスタグラム:https://www.instagram.com/manabegarden/

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<ライター・カンベ アキラ PROFILE>
北海道が大好きすぎて、2014年に関西から移住したアラフィフ。現在は十勝在住の旅好き。「北海道観光マスター」「十勝の観光文化検定」の資格所持。「北海道コンシェルジュ」「北海道旅行モデルプランナビ」の2サイトを運営。自ら体験して確かめた北海道の観光スポットやグルメ、お土産やお取り寄せ情報を発信しています。北海道旅行のプランニング相談も「ココナラ」で随時受付中。ゴールデンカムイにドハマりしていて、道内各地を聖地巡礼しています。(スタンプラリーも全制覇)Web情報サイト「北海道Likers」でも執筆中。

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