1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. シアーシャ・ローナン、ライアン・ゴズリングの『ラブリーボーン』降板劇に「意見の相違はよくあること」

シアーシャ・ローナン、ライアン・ゴズリングの『ラブリーボーン』降板劇に「意見の相違はよくあること」

  • 2024.10.11
THE LOVELY BONES - Saoirse Ronan, 2009.

シアーシャ・ローナンが、『ラブリーボーン』(2009)で共演するはずだったライアン・ゴズリングの降板劇について語った。ピーター・ジャクソン監督が、アリス・シーボルドの同名小説を映画化した本作は、連続殺人犯の手で殺害されてしまった14歳の少女の目を通して、悲しみに対処する家族や友人たちを描く物語。

当初、ライアンが少女の父親役にキャスティングされていたものの、役作りのために60ポンド(約27kg)増量したことが監督の方針と合わず、撮影開始から数日でマーク・ウォールバーグと交代した。ポッドキャスト「Happy Sad Confused」に出演したシアーシャは、「ライアンと彼の犬ジョージが大好きだったから、もう一緒に過ごせないと思うと悲しかった」と振り返る。

後に、ライアンの初監督作品『ロスト・リバー』(2014)にも出演している彼女は、撮影準備を通じてすでに彼と親しくなっていたが、それでも降板は仕方のないことだったと語る。「監督とライアンが袂を分かつことになったのは、もっともなことだと思う。2人とは今も話すけれど、そういうことは起こるもの。誰かを責めるべきことじゃない。意見の相違はよくあること」

Ryan Gosling arrives at "Lars and the Real Girl" premiere at the Paris Theater on October 3, 2007 in New York City

ライアンは『ラブリーボーン』の公開から1年後、『ハリウッド・レポーター』誌のインタビューで、役作りのために増量したことがクビの原因になったと認めている。「キャラクターの容姿について、僕らの間に意見の相違があった。僕は、210ポンド(約95㎏)あるべきだと本当に信じていた。制作過程で僕らはよく話し合わなかった。それがいけなかった」と語っていた。

犯人捜しに躍起になる父親を演じたマークは、ライアンより10歳近く年上で、すでに家庭も持っていたが、この交代劇はそういった意味でも映画に良い影響を与えたようだ。「当時、彼にはたぶん3人の子どもがいたんじゃないかな。ライアンにはなかった経験があったのかもしれない。ライアンは27歳くらいで、若かったから」ともシアーシャは回想している。

Text: Tae Terai

元記事で読む
の記事をもっとみる