キャサリン妃、化学療法終了後初めて市民の前に姿を見せる

キャサリン妃が世界精神衛生デーの10月10日（現地時間）、ウィリアム皇太子とともにイギリス中部サウスポートをサプライズで訪問した。今年7月、同地にあるテイラー・スウィフトをテーマにしたヨガ＆ダンス教室で、3人の子どもが亡くなる死傷事件が発生したことを受け、悲しみに暮れる地元を支援するために訪れたという。

キャサリン妃は、ウィッスルズ（WHISTLES）のポスカドットのワンピースにアレキサンダー・マックイーン（ALEXANDER MCQUEEN）のコートを合わせ、英国発のサステナブル・ジュエラー、キャサリン・ゾライダ（CATHERINE ZORAIDA）によるシダをモチーフにしたゴールドのイヤリングをプラス。このイヤリングは、2023年のチェルシーフラワーショーで地元の子どもたちとピクニックをした際にも身につけていた。シダは忍耐力や回復力、始まり、再生や成長を象徴するそう。

また、キャサリン妃は3月にがんを公表後、ダイアナ元妃がかつて身につけたサファイアとダイヤモンドの婚約指輪に代わり、マルチカラーのエタニティリングを左手薬指を愛用しており、この日もつけていた。

皇太子夫妻はサウスポートコミュニティセンターで消防や救急、救急ヘリコプター、警察の隊員らと面会し、この痛ましい事件への対応で受けた精神的なショックについて話を聞いたほか、彼らを支援してきた専門家らの意見にも触れたという。また、亡くなった子どもたちの家族や、事件発生時にスタジオにいたダンス教師とも非公式に面会したそうだ。

7月末に起きた事件では、子ども3人が亡くなり、10人が負傷。17歳の少年が殺害容疑で逮捕された。夫妻は当時、X（旧ツイッター）を通じて「親として、今日サウスポートで起きた事件の被害者のご家族や友人方、親しい方々の苦悩を想像することすらできません」とコメント。「我々からの愛と想い、そして祈りを、この恐ろしくも憎むべき攻撃に巻き込まれた方々に送ります。恐ろしい場面に直面したにもかかわらず、地域の求めに応じ、熱意とプロ意識を持って対応してくれた救急隊員の皆さんにも感謝します」と綴り、2人からのメッセージであることを示すイニシャル「W & C」で締めくくっていた。

Text: Tae Terai

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