小さな子どもとのお出かけは、親にとっても一苦労です。筆者も子どもから一瞬目を離した隙に、どこかに行ってしまいヒヤッとした経験があります。今回は筆者の姉が、2歳の息子と児童館に行った時のヒヤッとエピソードをご紹介します。
児童館で、息子にそっくりな男の子と遭遇
児童館には、姉のママ友Yさんと娘ちゃんも遊びに来ていました。
久しぶりに会ったYさん親子とおしゃべりを楽しんでいると……。
姉の息子に髪型と背格好がそっくりな男の子がお母さんと一緒にやってきました。
しかも、当時流行していたアニメのTシャツまで同じ!
母親同士「本当に似てますよね〜」なんて話をしていました。
息子だと思っていた子は、別人だった!
姉とYさんは、子どもたちを館内で遊ばせながら、世間話に花を咲かせました。
このとき、姉がちらっと目をやると、どうやら子どもたちは他の子と一緒におままごとに夢中になっている様子。
ママたちの話も盛り上がり、スマホで子どもの写真を見せ合って楽しんでいました。
しばらくして姉が、様子を見るため息子に近づいて、顔を覗き込んだその時でした。
息子だと思っていた子は、息子にそっくりなあの男の子だったのです。
児童館から姿を消した息子。一体どこに?
「あれ? うちの子は?」と慌てて、フロアを見渡す姉。
しかし息子の姿は見当たりません。
絵本室や食堂、トイレまでくまなく探しましたが、どこにもいませんでした。
「もしかして!?」と玄関から外を見ると、なんと道路の真ん中でしゃがんでいる息子を発見!
姉は靴も履かずに飛び出し、息子を抱きかかえました。
ふと前方を見ると、目で見える距離に大きなトラックの姿が!
子どもを守るための対策は?
気づくのがもう少し遅かったら大惨事になっていたかもしれないと、姉は生きた心地がしませんでした。
児童館など、たくさんの大人の目がある場所でも、このような危険性はあります。
一瞬の油断が大きな事故へとつながるかもしれません。
日ごろから、子ども用GPSやハーネスを使うなどの対策をするように心がけたいですね。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2022年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:広田あや子
教育関係のキャリアを経て、ライターに転身。実体験に基づく記事は、「真実は小説より奇なり」を痛感し、体験者へのヒアリングを通じての執筆に特化。プレママ・ママを対象としたサイトを中心に執筆し、特に義実家トラブルネタを得意とする。