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「ダメだったんだ」赤ちゃんの耳掃除で失敗!耳の奥を突いてしまい…病院で医師に注意されたこととは?

  • 2024.10.11

息子が生後7カ月のころ、私はお風呂上がりに息子の耳垢が気になり耳掃除をしました。息子は、おとなしく耳掃除をさせてくれると思った矢先、急に頭を上げて……!! 私が完全に油断していたために起こってしまった「ごめんね」エピソードです。

完全に油断してしまった

私が息子の耳掃除をしていると、息子が急に頭を上げました。完全に油断していた私は、綿棒をすぐに抜くことができず、そのまま耳の奥へ。気づいてすぐに綿棒を抜きましたが、時すでに遅く……息子は痛みで大号泣!! 5分ほどで泣き止みましたが、夫も私も息子が普段と違う泣き方をしたので不安になりました。

夜間救急センターへ連絡すると、もしかしたら鼓膜が破れてしまっているかもしれないということで診てくれることになりました。私たちは、片道1時間ほどかかる夜間救急センターへ向かったのですが、暗い場所が苦手な息子は、車内でずっと不安な様子でした。

鼓膜に綿棒の跡が……

診察してもらうと、鼓膜は破れてはいなかったものの、鼓膜に綿棒の跡が付いていたのです。鼓膜が破れていなかったことや、他に問題がなかったことにひと安心。医師からは「耳掃除は耳鼻科へ行くように」と強く言われてしまいました。

帰りの道中で息子は疲れ果てて就寝。帰宅したときには、日付が回っていました。私は、息子の泣き疲れて寝ている顔を見て、耳を突いて痛い思いをさせたことや暗い夜道を行き来したこと、帰宅が遅くなったことなどに「ごめんね」と深く反省しました。

耳掃除は耳鼻科へ

翌日から地元の耳鼻科で経過を見ていき、綿棒の跡が付いた鼓膜は1カ月程度で完治。それからは息子の耳掃除は3カ月に1度、耳鼻科へ通うようにしています。私は医師に、「耳だれが出てきた場合には、清潔なタオルで拭いてあげる程度にするように」と教えていただきました。

私は今回の失敗を反省し、耳垢や耳だれが気になっても決して綿棒を使わないと心に決めました。息子は予防接種などを経験してから、病院が大嫌いです。今回は私のせいで、息子の病院嫌いにさらに拍車をかけてしまったことも加えて反省しています。

耳鼻科に行くメリット

耳鼻科へ行くようになり、綿棒で突いてしまった逆の耳の中も診てもらうと、滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)になっていることが判明しました。滲出性中耳炎は痛みがないので、耳鼻科に行かなければ気づくことが少ない病気のようなので、これを機に判明してよかったです。

生後7カ月の息子は自分の体調の変化を言葉で伝えることもできず、親である私でもなかなか気づくことが難しいです。定期的に耳鼻科へ行くことはとても大事だと思いました。

私の危機感のなさで息子につらい思いをさせてしまったことは、本当に「ごめんね」と反省しています。「急に動き出すかもしれない」と予測できず、油断していたことはとても危険でした。今回のことで、赤ちゃんの耳掃除は耳鼻科へ行くことが一番安全であり、耳の中も診てもらえるので安心感を得られることを知りました。これからも子どもと関わるなかで常に危機感を持ち、十分気をつけたいと思います。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:北川さくら/女性・主婦。2018年生まれの男の子、2019年生まれの女の子を子育て中のママ。幼稚園を2年、認定こども園を2年の勤務経験あり。自身の経験をもとに妊娠や出産、育児の体験談を執筆している。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

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