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結婚生活58年『ポツンと一軒家』に不満は「今まで思ったことがない」 岩手のおしどり夫婦、実は先祖が博打で負けて…

  • 2024.10.11
©️ABCテレビ

岩手県の山奥にポツンと佇む一軒家には、80歳の夫と77歳の妻が仲睦まじく暮らしている。この山奥の“ポツンと一軒家”は、夫の生家だ。山奥での暮らしは大変だが、妻は58年の結婚生活で一度も不満はないという。その理由は……?

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岩手県のポツンと一軒家は、「クマ出没注意」という看板が立てられた険しい山道の先にある。この土地に夫の先祖がやってきたのは、明治初期だ。かつて麓の集落で生活していた先祖は、博打で負けて家を失い、この山奥の土地を開墾して住み着き、稲作農家になったという。6人姉弟の長男である夫は、家業を継いで7代目となる。

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そんな稲作農家の夫が、同じ村出身で3歳下の妻と結婚したのは昭和41年。きっかけは見合いで、2人は当時20代前半だった。妻の第一印象について夫は、「(自分が)農業の跡継ぎはしなきゃならないと思っていた。(だから、妻は)真面目に手伝ってくれるから良い」とのこと。一方、物静かな人が好みだった妻は、夫が理想通りだったという。「叱られもしないから、こうやって50年ここの山にいられた」と笑顔で語った。

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実は妻には、東京に就職するも帰郷した過去がある。その理由は、賑やかな暮らしに嫌気がさしたから。彼女いわく、「だから私は山で良かった。(嫁ぎ先は)遠いなって思ったけど、『嫌だな』『(実家に)帰りたいな』と思ったことはない」とのこと。さらに、「ここは近所もないし、あまり気を遣うこともないし、のびのびと過ごせる。(ここでの暮らしの中で)悪いなとは今まで思ったことがない」と明かした。

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結婚して58年。夫婦は3人の子どもを育てながら、稲作、馬の畜産、酪農と、毎日休みなく生活してきた。酪農を辞めてようやく余裕ができた今、東京で暮らす孫たちに会いに行くという夢を、2人はいつでも叶えられる。夫婦の人生は、まだまだこれから。2人は楽しみを胸に、自分たちが食べる分と子どもや親戚に分ける分の食材をマイペースに作りながら、これからもポツンと一軒家でのんびり暮らしていく。

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なお、岩手県のポツンと一軒家で暮らす夫婦は、10月6日に放送されたバラエティ番組『ポツンと一軒家』で紹介された。

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