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「かわいらしわぁ」と亡くなる前の祖母。孫「私だよ!?」最後の言葉に思わずツッコミしたワケ「涙が出てしまう」「幸せだなぁ」

  • 2024.11.21
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出典:photoAC(画像はイメージです)

子どもを産むと、自分自身ではなく子どもを褒めてくれる人のほうが多くなる…そう感じる方は少なくないようです。それはそれでとても嬉しいことですが、人生の主役が子どもに変わってしまったようで少しだけ寂しさを覚える方もいるのではないでしょうか?

ゆき(@yuki_4402)さんが、X(旧Twitter)に投稿した「生前の祖母が私にかけてくれた涙が出るほど素敵な言葉」が注目を集めています。

ゆきさんのお祖母さんは、いったいどんな言葉をかけてくれたのでしょうか?

その投稿が、こちら!

ゆきさんのお祖母さんは、ビデオ通話した際、ゆきさんに向けて「かわいらしわぁ」と褒めてくれたのだそう。

ゆきさんの息子さんを見せるためにセッティングしたビデオ通話で、かつまだ息子さんを画面に映しているわけではなかったので、びっくりしたゆきさんは「私だよ!?」と言ったのだそうですが、それでもお祖母さんは「かわいらしわぁ」と繰り返してくれたのだとか。

お祖母さんにとっては、ゆきさんがいくつになっても、たとえ子どもを産んだとしても「かわいい大切な孫」だったのですね。ゆきさんが最後に聞いたお祖母さんの言葉は、ゆきさんとゆきさんの息子さん二人に向けた「かわいいわぁ」だったということです。

お祖母さんの言葉を聞いて、ゆきさんはどんなことを感じたのでしょうか?詳しくお話を伺いました。

会話らしい会話ができなくなっても…尽きぬ孫への愛

---とても素敵なお祖母様ですね。ゆきさんにも「可愛い」と言ってくれていたことに気づいた時、どのように思いましたか?

「昔から6人いる従姉妹の中でも一番可愛い可愛いと私のことを褒めてくれていました。子どもを産んでなんとなく人生の主役が自分ではなく息子になったと思っていたので、成人してからも会うたびに何かと褒めてくれて私のこともまだ可愛い孫だと思ってくれてるんだなと思うとすごく嬉しかったです。こうやって思い返すだけでも涙が出てしまうくらいたくさん可愛がってもらってたので本当に大好きな祖母でした」

---お祖母様にとっては、ゆきさんのお子さんもゆきさんご自身も等しく大切な存在だとわかるのは、本当に嬉しいことですよね。お祖母様とは、他にはどのような話をされましたか?

「この会話をした時は、ほとんど寝たきりの状態でビデオ通話をした時に私と息子の声を聞いてうっすら目を開けてくれて、うわごとのように『かわいらしいわぁ』と言ってくれました。その時にはもう会話らしい会話はほとんどできませんでした…。そんな状態でもその一言をもらえただけで私も息子も幸せだなぁと今でも思っています」

---会話が難しくなっても、「孫がかわいい」という気持ちはお祖母様の中に強くあったのでしょうね。他にもお祖母様との印象的なエピソードがあれば教えていただけますか?

「大阪東京間と親戚の中でも私と母だけが遠く離れており、危篤状態になった時朝一番の新幹線で駆けつけました。祖母の家につき話しかけると祖母はぽろっと涙を流して祖父、母、私、息子、同居している叔父に囲まれた状態で眠るように息を引き取りました。私が駆けつけるまで待ってくれていたかのように、到着して荷物を下ろす間もなく逝ってしまいました」

---運命のようなものを感じるエピソードですね。

「その後から同じ関西圏に住む親戚たちが集まって『間に合わなかった…』と肩を落としておりました。一番遠くにいたのでまさか死に目に会えるとは思っておらず、最後の最後に会えてよかったなと今でも思い出してしまいます」

---貴重なお話をありがとうございました。

ずっと「私自身」を愛してくれる人の大切さ

大人になっても子どもを産んでも。お祖母さんにとって、最後までゆきさんは「愛すべき可愛い孫」であったという素敵なエピソードでした。

ゆきさんもインタビューの中で語っているように、子どもを持つと「人生の主役が自分ではなく子どもになった」感覚を持つ方は少なくないようです。

そんな中、子どもではなく自分自身を愛し、可愛がってくれる人がいるというのはどんなに心強いことでしょうか。年長者からの愛を感じ、あたたかい気持ちになる素敵な投稿でした。



取材協力:ゆき(@yuki_4402)さん