『逃げ恥』作者も反応　朝ドラの定番演出にSNSでは悲痛な声「泣かされた」「つらい」　橋本環奈主演『おむすび』

橋本環奈が主演を務めるNHK連続テレビ小説『おむすび』の第10週「人それぞれでよか」第49話が、12月5日に放送された。

娘の死から前に進むことができない孝雄

阪神・淡路大震災から10年以上が経ち、すっかり活気を取り戻した神戸で、孝雄（緒形直人）はいまだ心の復興が進んでいなかった。聖人（北村有起哉）から革靴の修理を依頼され、久々に職人としての情熱を垣間見せるものの、その炎はすぐに消えてしまう。歩（仲里依紗）からギャルに向けた靴のカスタムを提案されても「やらん」の一点張りだった。

中華料理店「太極軒」で酒を飲み、千鳥足で渡辺靴店に戻ってきた孝雄。作業場に置かれた真紀（大島美優）の写真を抱きしめると、「また、お酒飲んどん？」という声とともにいまは亡き真紀が姿を現す。思わず真紀の手を握る孝雄だったが、顔を上げるとそこには歩が立っていた。手を離し狼狽える孝雄に歩は諦めることなく靴を渡そうとするが、孝雄は「もうやめてくれ。あんたを見ると真紀を思い出す」と歩を拒み、頭を抱えるのだった。

朝ドラ定番演出に「イマジナリー真紀ちゃん」の声

このシーンに、SNSでは「イマジナリー真紀ちゃん」といった声が多く投稿されている。「イマジナリー◯◯」とは、前期の朝ドラ『虎に翼』から広く定着した用語で、亡くなった人物が現世に現れる、朝ドラでは定番とも言える演出である。

『逃げるは恥だが役に立つ』の作者として知られる海野つなみ氏は、

イマジナリー真紀ちゃんと思いきや…今日も今日とてナベさんに泣かされた…（涙 もう、米田家ができることってないんちゃうかな… 炊き出しが、何かしらのきっかけになればいいのだけど…

とポスト。ほかにも、「ナベさん改めて現実突きつけられて…つらい」「イマジナリーだからあの頃のままの真紀ちゃん」「ナベさんまだ真っ暗闇にいるわ」といった視聴者の声が投稿されていた。

NHK 連続テレビ小説『おむすび』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
NHKプラスで見逃し配信中

※記事は執筆時点の情報です

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