「ホントにこれ俺に来てるのか？」俳優・柄本佑が“オファーされて困った役”とは？

個性派俳優としてさまざまな作品で存在感を放つ柄本佑さん。演技力が高く、どんなキャラクターも魅力的に演じ切ることでも知られていますが、そんな柄本さんでも時には驚きと戸惑いを覚えるような役を任されることがあるのだそうです。

今回は、柄本さんが「本当に俺に来たオファーなのか？」とびっくりした役柄と、そのエピソードをご紹介します。

俳優・柄本佑がオファーされて戸惑った役とは？

さて、クイズです。

2020年、重厚感のある演技や独特の存在感で数々の作品を彩ってきた柄本さんに「これまで経験したことのない役柄」に挑戦する機会が訪れました。

普段とは異なる役柄に戸惑い、撮影初日にはスタッフにある宣言をしたことでも話題になった、その役とは一体何だったのでしょうか？

悩んだ末に「みんなで“尾高”というイイ男を作りましょう」と宣言

正解は…イケメン役でした！

個性的なキャラクターを演じることが多かった柄本さんですが、2020年にドラマ『知らなくていいコト』に“イケメンカメラマン”尾高由一郎役で出演。これまでのイメージとは異なる、大人の色気を漂わせるキャラクターを見事に演じ切り、SNSでは“尾高沼”という言葉も生まれるなど、新境地を開拓しました。

しかし、この役のオファーが来たときは「どうしたらいいんだろう」と悩んだのだとか。2020年8月17日放送の『しゃべくり×深イイ話』では、「『ホントにこれ俺に来てるのか？』って感じでした」「『写真を撮ってる姿が実にセクシーだ』ってト書きに書いてあるんですよ。どうしたらいいんだろうって…」など、これまで演じた経験のない役に戸惑っていたことを明かしました。

そんな柄本さんが撮影初日の現場でいったあることも話題に。悩んだ末、初日に現場に向かうと「コレ（顔）は変わらない。見た目はしょうがない。メイク・衣装・撮影の角度・演出とかを頑張って、みんなで“尾高”というイイ男を作りましょう」とスタッフに宣言したのだそうです。

放送開始されるや否や、柄本さんの演じる尾高由一郎はたちまち人気に。多くの女性を虜にした役の誕生背景を知ると、ドラマがより一層面白く観られるのではないでしょうか。

エピソードを知るとより好きになるかも

結果的に柄本さんの新たな一面を見ることができ、視聴者からは「普段の柄本佑さんとは違った魅力が見られる」との声が多く寄せられたドラマ『知らなくていいコト』。柄本さんの俳優としての幅をさらに広げた作品となったのではないでしょうか。イケメン役から個性派役まで、どんなキャラクターも魅力的に演じ切る柄本さんの次回作も待ち遠しいですよね！