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「知らないと恥をかくかも?!」葬儀で気をつけたい【NG行動】とは?

  • 2024.11.2
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出典:photoAC(※写真はイメージです)

大切な人やお世話になった人などの突然の訃報を受けた場合に、「これって大丈夫?」と疑問に思った経験がある方も多いかと思います。葬儀を執り行う立場や参列者になる機会は多くないため、不安に感じる方も多いでしょう。

葬儀では状況によって様々なルールやマナーが存在します。今回は、葬儀のときのNGマナーについてご紹介します。
遺族の気持ちに配慮した行動をとるためにも最低限のマナーを覚えておきましょう。

1. 故人が亡くなられた経緯を聞くのはNG

お通夜や葬儀に参列した際に、故人が亡くなられた経緯を聞くのはNGです。


経緯が気になる場合もあるかもしれませんが、故人が亡くなられたことで、深い悲しみに暮れているのは遺族です。遺族の気持ちを思いやり、経緯の説明が遺族側からあるまでは直接尋ねる行為は慎みましょう。

2. 香典に新札を包むのはNG

香典に新札を包むのは、NGマナーなので気をつけましょう
遺族に新しい不幸が訪れないようにするという気遣いから、香典では古札を包みます。

葬儀の場合、新札を用意することは「不幸を予期して準備したもの」という意味と捉えられてしまう可能性があるため、折り目のあるお札を用意するようにします。やむを得ず新札を使用する場合は、お札に一二度折り目をつけてから包むようにしましょう。

3.通夜振る舞いの誘いを断る

通夜振る舞いを断るのは、マナー違反です。

通夜振る舞いとは、通夜が終了した後に実施される会食のことを指します。「お斎」とも呼ばれることがあります。故人を弔う意味があるため、断るのは失礼にあたります。断らざるを得ない事情がある場合には、一口だけでも戴いて帰るようにしましょう。

4.遺族との長話

お通夜や葬儀の場で、遺族のかたとの長話は控えましょう。

励ましやお悔やみの言葉を伝えたい気持ちはありますが、式に参列することで弔意は十分に遺族に伝わっています。遺族は悲しみの中、お通夜や葬儀を進めるのに忙しく心身ともに疲弊していることに配慮し、長話や長居はしないようにしましょう。

5.大声での私語

葬儀の場では、大声で喋ったり笑ったりする行為は避けましょう。

葬儀の最中は私語を慎み、故人を偲ぶことに集中するのが基本的なマナーです。故人を供養する目的で談笑することがある場合には、適度な思い出話にとどめるのがよいでしょう。関係のない世間話やビジネスのような個人的なお話などは控えましょう。

故人への敬意や遺族への配慮を忘れないことが大切

葬儀には、故人を弔うための最低限のマナーがあることを覚えておきましょう。

お通夜や葬儀に参列する際は、故人への敬意や遺族への配慮を忘れないことが一番大切です。心身ともに疲弊していることが考えられる遺族を疲弊させる行為は慎みましょう。マナーを守りつつも、故人との別れの時間を大切にしてくださいね。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。