お店や飲食店、お買い物をした際など様々なシーンで行う「お会計」。
何気ない行為のため、意識をしながらお支払いをしているというかたは少ないかと想います。この何気ない支払いのシーンが、その人となりを表現しているので、実は意外とみられている可能性も。
今回は、ついやってしまいがちな「お店での支払い」場面でのNGマナーについてご紹介します。
ほんの少しの気遣いでそに人の印象が変わるので、意識して行動をしてみましょう。
NGマナー1:お金の扱い方が雑
支払いの場面で、お金を放り投げるような横柄な態度で支払いをしている人を見かけてことがありませんか?
お金を雑に扱うことは、そのお金を受け取る相手に対して不愉快な気持ちにさせてしまう可能性があります。自分とお店の方の立場は対等ということを忘れてはいけません。
お金を丁寧に扱うことはもちろん、お店や店員の方への感謝の気持ちも忘れずに丁寧にお支払いをしましょう。
NGマナー2:レジの前で誰が支払うかで揉める
レジの前で、誰が支払うのか揉めている場面を目にしたことがあるかたも少なくないかと思います。
相手を思いやるがゆえの行動であっても、レジの前で揉めては周りに迷惑になってしまう可能性があります。
シーンによっては素直に従ったほうが、お互いにとってよい場合もあるため、もしお支払いに対して気になるのであればお店を出た後に「次回は私が」とお伝えしたり、相談をすることをおすすめします。また、手土産を用意しておくなど、お会計時にはなるべくスマートな対応を心がけましょう。
NGマナー3:小銭での支払い
ビジネスシーンでの利用や、人数が多い場合にはクレジットカードを利用したほうがスマートな印象を与えられるでしょう。
決して現金がNGというわけではありませんが、現金の場合、お釣りのやり取りが必要になる場合があるため、会計に時間がかかることがあるかもしれません。
その点、クレジットカードはカードを提示するだけで支払いが完了し、スムーズに会計を終えることができます。
また、領収書をもらう場合は名刺を渡しておくなど、会計処理がスムーズに進むようにしておくといいでしょう。
相手の立場に立った言動を心がけよう
支払いの場面では、周囲や相手に面と向かっては聞きづらいという場合もあるかと思います。
堅苦しく考えてしまいがちですが、あくまでもルールではなくマナーです。基本は、相手の立場にった相手への気づかいが大切です。常に、自分がこう行動したら相手はどのように感じるのかを考えながら、思いやりのある振る舞いを心がけたいものですね。
ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi)
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。